無職転生とはどんな作品?|作品誕生からの歩みやその魅力を解説

作品解説
ギモンな人
ギモンな人

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」ってアニメを観て、面白くて興味が沸いたんだけど、どんな作品なんだろう?詳しく知りたいな~

この記事では、「無職転生~異世界行ったら本気だす~」(以後は「無職転生」で記載)の作品の成り立ちや、その魅力について解説していきます。

かくいう私も、「アニメ一期」を最初に観て、たちまちハマってしまったクチでして。

「アニメや漫画はたまに見るくらい」という人間だったんですが、あっという間に作品の魅力に惹き込まれ、沼ってしまいました。

本記事を読めば、「無職転生」を知ったばかりで、「作品についてもっと知りたい」という方のご参考になるかと。

本記事でわかること
  • 「無職転生」はどんな作品?
  • 「無職転生」はいつからはじまった
  • 原作者はどんな人
  • 「無職転生」にはどんな関連作品があるのか

本記事はネタバレを含みます。
管理人の解釈や考察も含みますので、あらかじめご了承ください。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」とはどんな作品?

まずは、無職転生の概要についてご紹介しましょう。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」の概要

34歳無職童貞ニートの男が、ある日家を追い出され、人生に後悔しながら町を徘徊していた時、目の前で痴話ケンカをする高校生3人を見かける。

そこへ、居眠り運転のトラックが突っ込んで来ます。

彼は飛び出し、高校生をかばってトラックにひかれ、この世を去る。

と思い目覚めたら、彼は「ルーデウス」と名付けられた赤ん坊として生を受けていた。

「剣と魔法の異世界」に転生していたんです。

前世で何もかもを諦め、絶望の人生を歩み、そして唐突に人生を終えた彼。

この世界で過ごしていくうちに「もしかしたら自分でも人生をやり直せるかも」と感じはじめます。

そして、「今度こそ本気で生きていく」という決意を胸に、新たな人生を歩み出すのでした。

昨今の転生ものとは違い、「ルーデウス」は最強と呼べるような力を持っている訳ではありません。

努力を重ね、かけがえのない友や、愛する者に出会い、彼らを守るために命を掛けて生きます。

時に悲しみや絶望を迎えつつも、何度でも立ち上がり、先に進むその姿は今を生きる私たちの心を揺さぶってくれます。

この作品は、「ルーデウス」が転生で生まれ、その命が尽きるまでの人生ドラマ。

あまとうちゃん
あまとうちゃん

物語や世界観の深さはもちろん、時折挟むエッチなシーンや、コミカルなエピソードなども作品の魅力ですね。

この作品は、「異世界転生のパイオニア」や「金字塔」と呼ばれます。

その主な理由はこの2つだと言われています。

  • 現在では数多ある「異世界転生もの」のブームの火付け役となった作品であること。
  • 2013年から2019年まで約6年に渡り、web小説「小説家になろう」の累計ランキング1位をキープしていたこと。

「無職転生」は文化や宗教、種族や思想などまで、細かな描写がされています。

多くの神話や人間模様などが絡み合い、いくつもの話が伏線となり繋がっているのも魅力ですね。

原作者「理不尽な孫の手」さんとは

原作者のペンネームは「理不尽な孫の手」さん。

「小説家になろう」で小説家デビュー。

最初の作品が「無職転生~異世界行ったら本気だす~」になります。

「小説家になろう」とは

小説家になろう」は、株式会社ヒナプロジェクトが運営している小説投稿サイト。
作品数70万以上、登録者数191万人以上を誇る、日本最大級の小説投稿サイトで、ネット上では、このサイト発祥作品のことを「なろう系」と呼ばれています。
基本的にはアカウントを作成すれば、誰でもWeb上に小説を書き始めることが可能。
「なろう」発祥の有名な作品例はこちらのとおり。

  • Reゼロから始める異世界生活
  • 転生したらスライムだった件
  • わたしの幸せな結婚
  • 薬屋のひとりごと

作者は、小学生の頃に見たジブリアニメ「耳をすませば」に感銘を受け、「小説に興味をもった」とのこと。

2007年大学を卒業した頃から、出版社へ応募をしていたそうですが、結果は出せず小説家になることは諦めていたそう。

このことは、「MFブックスさんのラノベ完結記念サイト」に書かれている孫の手さんのコメントからも、伝わってきます。

思えば10年前、無職転生を書き始めた時には本として出すなんて
考えもしていませんでした。
ましてその本が最後まで出版できるなどとは、夢にも思っていませんでした。
どこにいっても何となく蚊帳の外に置かれる私が、
せめて屋根の下にと居場所を求めた先が小説家になろうであり、
そこで書き始めたのが無職転生でした。
<後略>

引用:「無職転生 完結記念特設サイト MFブックス

影響を受けた作品に水上悟志さんの「惑星のさみだれ」を挙げています。

また、大のゲーム好きで知られており、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」などからも影響を受けたと話されています。

「小説家になろう」がなければ、「無職転生」という作品は世に出なかったことでしょう。

こうしたサイトが存在することで、多くの才能にチャンスが生まれていて、読者側もたくさんの素敵な作品に出会えることは、とても嬉しいことですよね。

「無職転生」の作品はいつからはじまったのか

「無職転生」のはじまりは、2012年に小説投稿サイト「小説家になろう」でWeb連載されたのが始まりです。

その後、スピンオフや続編もリリース。

時折、改変なども入りながら更新されていきます。

2014年には「ライトノベル」と「漫画」が書籍化。

2022年11月には「無職転生~異世界行ったら本気だす~」の「ライトノベル書籍」が完結を迎えています。

「無職転生」はまだ完結していない

とはいえ、「無職転生」の話は正確にはまだ完結していません。

「無職転生」の本編、「無職転生~異世界行ったら本気だす~」は一旦の完結を迎えています。

が、これは「主人公ルーデウスの生涯に幕を閉じた」というお話。

作中では「ルーデウス」の死後も話が続く流れとなっており、2023年現在、話の続きはリリースされていません。

原作者の「理不尽な孫の手さん」は、以前にこのようにツイートしています。

「ララ」とは「ルーデウス」の娘のことです。

「続編として書くつもりはない」とのことで、その意味は図りかねますが、単独別作品として執筆される予定なのかもしれませんね。

ともあれ、3~8年後の予定とのことなので、気長に待ちましょう。

イチファンとしては早く読みたいところですが、お楽しみ期間が伸びると思えば幸せ^^;

「無職転生」の関連作品一覧

「無職転生」はスピンオフなどをはじめ、多くの作品が書籍化、アニメ化されています。

また、作品のはじまりであるweb小説サイト、「小説家になろう」で執筆された記事は、現在でも無料読むことができます。

ここでは、ラノベやマンガ、アニメの作品から「小説家になろう」作品まで、一覧でご紹介しましょう。

書籍作品

2024年9月時

アニメ

作品名リリース状況
無職転生~異世界行ったら本気だす~全話放送済(全24話)
無職転生Ⅱ~異世界行ったら本気だす~全話放送済(全25話)
無職転生Ⅲ~異世界行ったら本気だす~制作決定(放送時期は未定)
2024年9月時点

Prime Videoなら初月無料で「アニメ無職転生」をはじめ多くのアニメ作品が見放題です。

「小説家になろう」作品

作品名リリース状況
無職転生~異世界行ったら本気だす~完結(全286部)
無職転生~蛇足編~完結(全32部)
ジョブレスオブリージュ完結(全15部)
古龍の昔話完結(全23部)
王竜王討伐完結(全11部)
2024年9月時点

【まとめ】「無職転生」は生まれてから死ぬまでの人生の物語【大河】

本編の「無職転生~異世界行ったら本気だす~」は、ルーデウスが生まれて死ぬまでの、まさに「人生」そのもの。

この作品が「大河作品」と呼ばれる所以ですね。

でも、それだけじゃありません。

無職転生は、本編「無職転生~異世界行ったら本気だす~」の数千年前からストーリーが存在します。

あまとうちゃん
あまとうちゃん

「古龍の物語」などですね

神話で登場人物や子孫が現代に繋がり、未来へ続いていく壮大なストーリーです。

話が深すぎて、ぶっちゃけ1回読んだだけでは、話の5割くらいしかわからないかと。

逆に言うと、何度読んでも新たな発見があり、長く楽しめる作品と言えますね。

心から「ぜひ一度読んでもらいたい」と思う作品です。

当ブログでは、「無職転生」作品の魅力をたくさん発信していきたいと思います。

少しでもこの作品を好きになってくれる人が増えれば嬉しく思います!

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