無職転生における剣術三大流派と階級|各流派の技も一覧紹介

作品解説
ギモンな人
ギモンな人

無職転生では剣術の使い手がたくさん出てくるけど、流派がいくつかあるらしい。

それにランクも何段階かあるんだよね?

剣術についてもっと深く知りたいわ~

今回は「無職転生の剣術」について詳しくご紹介していきます。

無職転生の世界は「剣と魔法の世界」ですから、「剣士」についてもかなり細かい設定がありますよ。

ぜひ剣術の深さ知って、さらに無職転生を楽しんでみては?

本記事でわかること
  • 剣術の三大流派は「剣神流」「水神流」「北神流」がある
  • 剣術の階級は「7段階」(ランク)ある
  • 各流派の流儀や特徴
  • 各流派の技
  • 各流派の剣士

当ブログ記事はネタバレを含みます。
管理人の解釈や考察も含みますので、あらかじめご了承ください。

【三大流派】無職転生世界の剣術には3つの流派がある

無職転生の世界の剣術には、三大流派があります。

剣術三大流派
  • 剣神流
  • 水神流
  • 北神流

それぞれの流派には思想や特徴があり、かなりリアリティが高いものとなっています。

各流派の特徴を順に解説していきます。

剣神流

流派名剣神流
特徴速度と攻撃力を重視した剣術。
先手を取って一撃必殺で倒す。
攻撃が最大の防御と言える流派。
無職転生作品の時代では三大流派最強と言われている。
現当主ガル=ファリオン
創設者アル=ファリオン
本拠地剣の聖地(中央大陸北西端)

剣神流は当代最強の剣術とされている剣術。

相手に先んじて剣を当てるのを目的としたような、速度重視の流派

一撃必殺を流儀としており、倒しきれなければ「ヒットアンドアウェイ(攻撃して離れる)」を倒せるまで繰り返し続ける。

ルーデウス曰く、「薩摩示現流」のような流派だそう。

剣神流の代名詞ともいえる「光の太刀」は習得した者でも優劣がある。

練度が上がる程に剣速が早くなり、極めればあらゆる相手を一撃必殺できる。

水神流

流派名水神流
特徴受け流しとカウンターを主体とした防御の剣術。
専守防衛を要としている流派。
達人になると剣術はもちろん飛び道具や魔術へのカウンターも可能。
現当主レイダ・リィア
創設者レイダル?(※1)
本拠地アスラ王国(中央大陸中央)
※1:明確にレイダルが創設したという描写はない

剣神流とは真逆、受け流しとカウンターを主体とした流派

専守防衛を基本としているため、自分から手を出すことはない。

達人になると、剣術はもちろん飛び道具や魔術へのカウンターも可能。

宮廷騎士や貴族といった、守ることが中心の役職に好まれる剣術。

水神流はアスラ王国の剣術指南役となっている。

剣術の特性柄、忍耐強い者が多い。

水神流には初代水神が編み出した5つの奥義があり、3つを使えれば水神と言われる。

現当主「レイダ・リィア」は奥義を組み合わせ「剥奪剣界」という6つ目の奥義を編み出した。

北神流

流派名北神流
特徴忍者のような奇想天外な技を使う剣術。
戦闘中の怪我の応急手当ができたり、身体部位の欠損があっても戦えたりと、剣術というより兵法に近い流派。
現当主アレクサンダー・カールマン・ライバック
創設者カールマン・ライバック
本拠地王竜王国(中央大陸南端)

かなり奇抜な技が多いのが特徴の流派

剣を投擲したり、目つぶしや隠れ身の技など、忍者のような技を使う何でもありな流派。

ルーデウス曰く、「ジャッキー・チェーンの剣術版のよう」だそう。

しょっぱい技も多いが、剣術も優れており、達人の域では他流派に遅れを取らない。

傭兵や冒険者、暗殺者などに好まれる剣術

奇抜派や実践派、魔王派など、多くの派閥に別れており、それぞれ戦い方に特色がある。

また、初代北神が不死魔王を倒すために編み出した「不治瑕北神流」は一撃で命を消し飛ばす、「無慈悲なる剣」と呼ばれる。

現在「不治瑕北神流」を扱えるのは彼の妻である「アトーフェ」と息子の「アレックス・カールマン・ライバック」だけと思われる。

初代北神であるカールマン・ライバックは、ラプラス封印で活躍した「魔神殺しの三英雄」の1人。

後に王竜王カジャクトに挑み、敗れて死亡した。

不死魔王アトーフェ・ラトーフェを娶り、生まれた一人息子「アレックス・カールマン・ライバック」が、後に王竜王国を訪れ、父に代わって王竜王の討伐に成功し、この話は英雄譚となっている。

これ以後、王竜王国には北神流の本拠地が置かれている。

剣術の階級(ランク)は7階級

無職転生の剣術は階級(ランク)が7つに別れており、三大流派すべてに共通しています。

ちなみに魔術の階級も同じですね。

階級と実力レベルはこちらのとおり。

階級実力レベル登場人物例
初級入門者ルーク(水神流初級)
中級一人前ルーク(剣神流中級)
上級プロフェッショナルパウロ(剣神流、水神流、北神流全て上級)
聖級エキスパートガルス(北聖)
王級無双級ギレーヌ(剣王)
エリス(剣王)
帝級怪物級オーベー(北帝)
イゾルテ(水帝)
ティモシー(剣帝)
神級最強レベルガル=ファリオン(剣神)
アレクサンダー・ライバック(北神)
レイダ(水神)

剣術も魔術同様に、1つの流派だけを極めている者も、複数の流派を収めている者もいます。

剣術は流派ごとに性格の合う合わないがあるので、どういった方向で才能を伸ばしていくかも、剣士の成長に影響しそうです。

また剣術は階級以外にも、「実践経験」や「精神の成熟度合」も強さに影響します。

パウロは全ての剣術で上級止まりでしたが、各流派を巧みにさばく才能と、冒険者での豊富な実践経験があったことから、かなりの技量となっています。

エリスは猪突猛進な性格が「剣神流」にぴったりでしたが、「水神流」は待ちの剣術なので不向きなのは名白です。

このため、水神流の技への対処法のみに絞って訓練していました。

剣術の技を一覧紹介

各剣術流派の技を紹介していきます。

作品で出てくる技はもちろん、「小説家になろう」や「原作者のXでのポスト」で登場している技も掲載しますよ。

流派技名特徴
剣神流光の太刀剣神流奥義。
練度が上がるほど剣速が上がり、並の者では防御できない必殺剣。
ただし実力が上の者なら受けかわしが可能。「光の太刀」を習得することが、剣聖を名乗る条件にもなっている
音速の太刀詳細不明
湖面の太刀詳細不明
弧月の太刀詳細不明
無音の太刀剣神流上級の技。「光の太刀」の下位技になる
光返し剣神流奥義。「光の太刀」に対するカウンター技。「光の太刀」が届く前に最高速度に達していない位置に、最高速度で追いついて手首を両断する。
腕落とし踏み込んできた相手の手元を叩き切る技。剣道でいう「後の先」の技
水神流剥奪剣界当代水神「レイダ・リィア」が編み出した6つ目の奥義。
構えを取ったその瞬間から、前後左右上下、四方八方どこにいる相手でも、一歩でも動けば剣撃を飛ばして切り捨て画うことができる技。
行使者の実力を超えなければ防御不可能。
流(ナガレ)水神流奥義。水神の全ての技に通じる基本のカウンター技。
基礎的な技だが、極めればどんな攻撃でも返すことができる。
北神流朧十文字北神流奥義。フェイントを使った二連の斬撃技。
初手を振りぬいた後に剣を中空で離し、倒れ込みつつもう一振りを抜刀する。
赤墨足元に粘着性の強い液体を撒いて相手の機動力を奪う技。
仕掛けた絨毯に赤い球を撒くと破裂し、粘着物が飛び出す。
落涙弾催涙弾のようなもの。
香辛料を混ぜた粉の袋を相手へ投擲。
粉を浴びると涙とくしゃみで、戦闘不能になる。
重力破断北神流奥義。
王竜剣カジャクトによる重力操作で生み出す剣技。
重力操作で周囲の敵を中空へ浮かせて身体の自由を奪った状態で剣を振り下ろし、周囲を爆散させる。
啄み北神流奥義。
自分の指を犠牲に、相手の拳を粉砕する相殺技。
肉を切らせて骨を絶つ体術技。
四足の型口に短剣を加えて、四つん這いの低い姿勢で走りながら間合いを一気に詰める。
身体をひねりながら跳躍し、腰の剣を抜刀。
同時に口に咥えた剣をもう一方の手に持ち替えて、逆手の一撃を加える。
砕鎧断北神龍奥義。
鎧を破壊する斬撃を放ち、身体にまでダメージを与える技。
ランドルフ・マリーアンがザノバに逆袈裟にて使用した。
その他闘気魔力を使って自身の身体強化を行う能力。剣士は闘気を纏うことで飛躍的に身体能力アップをしている。
身体を鍛えていれば自然と身につく能力だがルーデウスのように、たまに闘気を纏えない者もいる。
龍聖闘気龍神ウルペンが編み出した「龍神流」の奥義。
驚異的な防御力を生み出す技。
剣神ガル・ファリオン曰く、「反則みたいな防御力」と言われる。
剣神流「光の太刀」以外では傷ひとつつかない。
ルーデウスの帝級クラスの岩砲弾でもかすり傷程度だった。
幻惑剣死神ランドルフ・マリーアンが得意とする技。
言葉や動きで相手の裏の裏、そのまた裏を掻いて、心理的な不安に陥れて有利な戦いに持ち込む技。
「誘剣」と「迷剣」の2種類がある。
「誘剣」は敵に攻め時と思わせてカウンターを取る技。
「迷剣」は敵に攻めるべきではないと思わせて、窮地を逃れる技。

原作者の頭の中には、本編で登場しない技もあるみたいです。

お好きな人は、原作者のXを見てみても新しい発見があって楽しいかもです。

各流派の剣士を一覧紹介

作中で登場する、各流派の剣士をご紹介していきます。

時系列で称号が上がっていく者もいるため、時期の補足を入れています。

流派階級キャラクター
剣神流初級エリス・ボレアス・グレイラット(ルーデウスが家庭教師を始めた頃)
中級ルーデウス・グレイラット
ルーク・ノトス・グレイラット
上級パウロ・グレイラット
聖級ニナ・ファリオン(エリスと出会った時点)
ジノ・ブリッツ(エリスと出会った時点)
王級ギレーヌ・デドルディア
エリス・グレイラット
ニナ・ファリオン
帝級ティモシー・ブリッツ
神級ガル・ファリオン(ジノに席を譲るまで)
ジノ・ブリッツ(ニナと結婚時点)
水神流初級ルーク・ノトス・グレイラット
中級テレーズ・ラトレイア(ゼニスの妹)
上級パウロ・グレイラット
聖級コルテージ・ヘッド(聖墳墓の守り人)
王級イゾルテ・クルーエル(エリスと出会った時点)
帝級イゾルテ・クルーエル(アスラ政変後)
神級レイダ・リィア
イゾルテ・クルーエル(最終決戦後)
北神流初級
中級
上級パウロ・グレイラット
聖級ガルス・クリーナー(アトーフェ派)
ベネベネ
エリス・グレイラット
王級ウィ・ター(奇抜派 北神三剣士)
ナックルガード(奇抜派 北神三剣士)
カリーナ
帝級オーベール・コルベット(奇抜派 北神三剣士)
アトーフェラトーフェ・ライバック(※2)
ランドルフ・マリーアン(※1)
ドーガ
ジークハルト・サラディン・グレイラット
神級カールマン・ライバック(初代)
アレックス・カールマン・ライバック(二代目)
アレクサンダー・カールマン・ライバック(三代目)
※1:ランドルフは元々北神候補だったが出奔して我流剣を使うので、北神流の認可を受けているかは不明。七大列強5位に入る強さから北帝相当と思われる。
※2:アトーフェは夫である初代北神に「不治瑕北神流」の免許皆伝を与えられているが、北神流としての階級は不明。

ちなみにエリナリーゼは、三大流派には属しておらず、他流派なのか我流であるかも不明。

盾で防御しつつ、武器は主に「エストック」で、刺突で急所を重点攻撃する戦い方。

アトーフェはあまり北神流を使いこなせていませんが、不死の身体と高い戦闘力から、七大列強下位レベルの強さを誇るため、帝級相当の実力者と思われます。

無職転生世界では魔術より剣術の方が強い

無職転生の世界においては魔術より剣術の方が強いとされています。

その理由はこちらのとおり。

魔術より剣術の方が強い理由
  • 現実世界よりも剣術が優れている
  • 闘気を纏える
  • 剣閃を飛ばせる
  • 剣術の動きが早い

無職転生の世界では、現実世界よりも剣術の能力が優れています。

達人の域になると、「岩を一刀両断」したり、斬撃(剣閃)を飛ばすことができるんですね。

この世界の剣術は現実世界に比べて間合いが広く、技によっては広範囲を間合いに収めたり、一定範囲を瞬時に攻撃できたりします。

また、闘気(魔力)を身体に纏って、身体強化することができます。

これにより、飛躍的に攻撃力、スピード、防御力をアップすることができるんですね。

一方で、魔術を行使する場合は「詠唱」が必要です。

このスピードの違いは致命的で、多くの場合は魔術師が「詠唱」している間に剣士は数太刀浴びせることができます。

魔術師は前衛と一緒に戦ってこそ能力を発揮できますが、1対1、まして相手が剣士では勝負にならないんですね。

ただ、ルーデウスは無詠唱で魔術を行使できます。

また、魔術師のデメリットを補うために「魔導鎧(マジックアーマー)」を開発しました。

これにより、攻撃力、スピード、防御力が飛躍的に向上し、そこらの魔術師や剣士では到底敵わない領域まで能力を高めたんですね。

【まとめ】無職転生の剣術には歴史と奥深さがある

無職転生における剣術について解説してきました。

剣術に限らず、この作品は設定がとても細かく、世界の歴史も深いです。

こちらのスピンオフでは、北神流についての歴史や、逸話のストーリーが描かれていて楽しいですよ。

併せて読むと、より無職転生本編が楽しくなります。

それでは今回の記事はここまで。

読んで頂きありがとうございます!

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