アニメ無職転生の3期では老デウスが登場するみたい。
老デウスがどんなキャラなのか知りたい!

アニメ無職転生の3期では老デウスが登場するみたい。
老デウスがどんなキャラなのかもっと知りたい!
今回は、ルーデウスの人生における最大のターニングポイントとも言える、老デウスについて詳しく解説していきます。
- 老デウスがどこで登場するのか
- 老デウスとは何者なのか
- 老デウスの生涯
- 老デウスがルーデウスの人生に与えた影響
- 老デウスの実力
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老デウスとは?
老デウスは無職転生のラノベ、原作15巻にて登場するキャラクター。

未来からやってきた、年老いたルーデウス(60歳〜70歳くらい)のことです。
原作で「老デウス」という名前では出てきませんが、ファンの間では「年老いたルーデウス」なので。
通称「老デウス」と呼ばれています。
この記事でも「老デウス」としてご紹介していきますね。
【IFルート】老デウスが辿った人生【壮絶です】
ここからは未来のルーデウスの生涯についてご紹介していきます。
通称「老デウス」が未来からやって来た理由については、彼が辿ったその人生を解説しなければなりません。
内容はかなり辛く、センシティブな内容となっているため、原作を読んでいない方は心のご準備を。
まずはルーデウスが老デウスと、どのように出会うのかをご紹介しましょう。
老デウスとの遭遇
アニメ2期のシルフィ出産から約2年後の頃。
直近の出来事を日記にしたためようと、ルーデウスは書斎にこもっていました。
ところが、ウトウトして居眠りをした時にヒトガミが現れます。
ヒトガミは「お願いがある」と言って、地下室に異常がないか確かめて欲しいと頼むのでした。
ルーデウスはこの時にはヒトガミのことをかなり信用しており、指示に従おうとしました。
書斎を出ようとした所で、突如人の気配を感じます。
自分しかいないはずの書斎で、違和感を感じて振り返ると、そこには老人が自分のイスに腰掛けていました。
彼はルーデウスであると言い、未来から「過去転移魔術」でやって来たと言います。
そして、これから起こる出来事と、彼が辿った悲劇の人生が語られます。
そして、老デウスは3つの忠告を出すのでした。
- ナナホシに相談すること
- エリスに手紙を書くこと
- ヒトガミを疑え、でも敵対はするな
老デウスは必要なことを伝えると、まもなく息を引き取ります。
なんと彼の胴体は空っぽで、腹回りがごっそり抜け落ちていたのです。
それではルーデウスの生涯についてご紹介していきます。
老デウスが辿った人生は、このようなものです。
- ロキシーが魔石病にかかる
- クリフが毒に倒れる
- ロキシーを失う
- シルフィとの死別
- ヒトガミが暗躍していたことを知る
- すれ違ったエリスとの死別
- 多くの大切な者達を一度に失う
- ヒトガミ打倒が叶わず最後の賭けに出る
- 現在のルーデウスに未来を託して逝く
ぶっちゃけ、コレを見ただけでも胸やけレベルのヘビーな内容であることがわかりますよね。
それでは、時系列に沿って、詳しく解説していきますよ。
ロキシーが魔石病にかかる
まず、今からヒトガミの言う通りに地下室へ行って扉を開けると、魔石病にかかったネズミが部屋の外へ知らずの内に出ていくことに。
- ネズミを媒介とした妊婦しかかからない病気。
- 菌に感染すると2週間ほどで発症する。
- 胎児に感染した後に、母体も感染し、身体を結晶化させていき死に至る。
- 神級解毒魔術でしか治療できない
ロキシーが魔石病にかかってしまう経緯はこちらのとおり。
- ネズミがキッチンにある夕飯残りのパンをかじる
- 翌朝ロキシーがそのパンを食べる
- 数日後ロキシーが熱を出す
- さらに数日して結晶化がはじまる

そう、つまりこの時、ロキシーのお腹の中には赤ちゃんが宿っていたんですね。
クリフが毒に倒れる
魔石病は、神級の解毒魔術がなければ治癒できないことがわかったルーデウス。
神級解毒魔術を発動するための詠唱はミリス神聖国にしかありません。
急ぎザノバとクリフと共にミリスへ渡り、神級解毒魔術の詠唱が記された本を見つけたルーデウスでしたが、詠唱は分厚い本1冊分もあり、とても書き写せる量ではありませんでした。
やむなく本を盗み、脱出を試みますが、クリフが追手から毒を喰らってしまいます。
クリフは毒に侵され、死亡してしまうのでした。
ロキシーを失う
クリフを失いながらもどうにか帰宅したルーデウスでしたが、既にロキシーは魔石病で身体の半分を魔石に変え、死亡していました。
親友クリフを失ってまで得た神級解毒魔術の本はムダになり、ロキシーを失ったルーデウスは、人が変わったように酒に溺れ、荒んでいくのでした。
ロキシーの生涯についてはこちらの記事でご紹介していますよ。
シルフィとの死別
荒んだルーデウスを、もう一人の妻シルフィは懸命に励ましました。
シルフィは少しでも気持ちを持ち直して欲しいという一心で、「自分を抱いて欲しい」と言いますが、ルーデウスはその救いの手を拒絶してしまいます。

シルフィは、かつてロキシーがそうしたように、ルーデウスを励ましたかったんですね(T_T)
ルーデウスの方は、今シルフィを抱けばひどく乱暴に扱ってしまうと考え拒否してしまったんですね。
でも、あろうことかルーデウスは酒の勢いで娼婦を抱いてしまいます。
これを知ったシルフィは心を閉ざしてしまい、以後関係を修復できませんでした。
その後すぐ、アリエルがアスラ王国での王位継承争いに参戦することになり、シルフィはルーデウスに告げずに同行します。
すぐに後を追ったルーデウスでしたが、間に合わず。
アリエルは政変に敗れ、一行は全員処刑されてしまいます。
シルフィは磔にされ、片腕は無く、頬には切り傷がある変わり果てた姿で亡くなっていました。
反逆者として、遺体には町衆から石を投げられていた状況を見たルーデウスは憤怒。
怒りに任せ、町も人も火魔術で燃やしてしまうのでした。
シルフィの生涯についてはこちらの記事でご紹介していますよ。
ヒトガミが暗躍していたことを知る
シルフィが亡くなり、何十年も経った頃、ある日ヒトガミが例のごとく夢に出てきます。
そして、肩を叩いて「君が馬鹿なおかげで、僕の思い通りに事が進んだ」と話すのでした。
そう、一連の不幸はヒトガミが自分に都合の悪い未来を改変するために、ルーデウスを誘導して起こったことだったんですね。
怒りに震えるルーデウスは、打倒ヒトガミに向けて、研究や調査に奔走します。
ただ、アニメ勢の方はヒトガミについて、ギモンに思う方も多いかもしれません。
- ヒトガミは何者なのか
- ヒトガミはどうしてルーデウスとその周辺に危害を加えるのか
ヒトガミについては別記事にて詳しく解説しようと思いますが、大まかな答えはこちらのとおり。
ヒトガミの目的と思惑
ヒトガミは太古の世界「六面世界」の神々のひとり
ヒトガミには未来を見通す力がある。
ルーデウスが生まれてから自分が封印される未来を視た
ルーデウスとロキシーの間に生まれる子供がカギを握る
ヒトガミの思惑と目的
ヒトガミはある程度未来を見通す能力があります。
これまでは、都合が悪い未来は人の夢で助言を与えて、行動を誘導してきました。
ルーデウスが生まれたことで、未来は大きく変わり、ヒトガミは、将来自分が封印される未来を観ます。
そこで、ルーデウスの夢に入って、彼の行動を誘導しようとしたんですね。
ヒトガミが避けたかった最大の出来事は…
ルーデウスとロキシーが結ばれて子供が誕生すること
これまでの誘導は、ルーデウスとロキシーの接触を絶ち、二人が結ばれない未来を創るためでした。
しかし、2人は強い因果律をもっており、いくら邪魔をしても最終的には結ばれて、子どもをつくることになったようです。
でも、その因果律の力が弱まる時があり。
それが「妊娠した時」だったんですね。
この機を伺っていたヒトガミは、老デウスに助言し、ロキシーを亡き者にしたのでした。
すれ違ったエリスとの死別
老デウスはヒトガミの元へいたるために、世界各国を旅をしながら情報を集めていました。
そんな老デウスは行く先々でエリスと遭遇します。
エリスは老デウスの事が気になってついて来ていた訳ですが、口下手なのは相変わらず。
顔を合わせれば戦闘になる始末で、その度に老デウスは負けていたそう。
次第に老デウスは、エリスがヒトガミの使途ではないかと疑うようになります。
そうして何年も経ったある日、アトーフェとの戦闘になります。
アトーフェに気を取られていたところに、親衛隊のムーアの横やりが入りピンチに。
この窮地にエリスが飛び込み、老デウスをかばって死んでしまうのでした。

これは悲しすぎる…
その後、ギレーヌから聞かされた話で老デウスはさらなる絶望を味わいます。
- エリスはずっとルーデウスが好きだった
- ルーデウスのそばにいたかっただけだった
こうして悲しいすれ違いの果てに、大事な人をまたも失ってしまいます。
エリスの生涯についてはこちらの記事でご紹介していますよ。
多くの大切な者達を一度に失う
エリスが死んで更に年月が経った頃、今度は一度に多くの大切な人々を失うことになります。
- アイシャ
- ザノバ
- ジュリ
- ジンジャー
原因は、過去にロキシーを助けるため詠唱の本を盗んだこと。
老デウスとザノバは、ミリス神聖国から指名手配されていました。
知らずの間に、ラノアにへ侵入していたミリスの神殿騎士団により、全員が殺されていたのです。
怒りに震えた老デウスは、まだラノア王国内にいた神殿騎士団を皆殺しにしてしまいます。
ヒトガミ打倒が叶わず最後の賭けに出る
その後も、何年もかけて世界を飛び回り、60歳を超えた頃に古代龍族の遺跡で、遂にヒトガミの元へ行く為の方法を知ります。
ヒトガミは六面世界の中心、「無の世界」にいるということでした。

六面世界については、「古龍の昔話」で詳しく語られていますよ
しかし悲しいかな。
老デウスではヒトガミの元へ行けないことが確定してしまいます。
- 無の世界へ行くには古代龍族が創った5つの秘宝が必要
- 無の世界への扉は「龍神の秘術」によってのみ開かれる
- 5つの秘宝は五龍将がそれぞれ持っている
- 五龍将の1人は死亡しもう1人は行方不明
- 1人はあと数十年で姿を現す
老デウスはこの時、齢60を超えており、自分の寿命が近いことを悟っていました。
つまり数十年も待つことはできません。
それに龍神は過去に一度会って殺されかけた時から、一度も会っていません。
自分ではヒトガミの元へは行けないことが決まってしまったのです。
果たせない復讐に約50年かけて、何もかもを失った老デウスは絶望します。

老デウスの心情を考えるとメンタルのヤバさが伝わってきますよね
現在のルーデウスに未来を託して逝く
絶望の老デウスでしたが、最後にわずかな光明を見出します。
それは「過去転移魔術」で過去に戻り、昔の自分に望みを託すということ。
老デウスは召喚魔術の研究の過程で、理論上は「過去転移魔術」が使えることを知ります。
タイムリープになるのか、タイムスリップになるのかとわからないことは沢山あり不安はありましたが、何も残っていない老デウスにためらいはありませんでした。
タイムリープは「記憶」を保ったまま過去に行くこと。
肉体はその時代の身体に入ります。
タイムスリップは、「肉体と記憶」そのままに、過去に行くこと。
つまり、過去の自分がいるので、同じ時間軸に同じ人間が二人いることになります。
タイムリープの場合、過去の自分が追い出されるため、身体を乗っ取る行為と描写されることもあります。
戻る過去は日記を起点。
つまり、日記を書き始めた日にしました。
そうして、過去転移に成功した老デウスでしたが、魔力量が足りず、胴体腹回りがゴッソリ抜け落ちていました。
長くはもたないことを悟った老デウスは、現代のルーデウスに必要なことを伝え、逝くのでした。
ルーデウスは火葬して、老デウスをパウロの墓に入れています。
老デウスの実績
老デウスは厳しい人生の中で、数々の開発品や魔術を生み出しています。
ここでは、その実績についてご紹介していきます。
- 自動人形(オートマタ)
- 軍事用自動人形
- 魔導鎧(マジックアーマー)
- 電気を操る魔術
- 声を操る魔術
- 過去転移魔術
- 重力操作の魔術
順に解説していきます。
自動人形
ザノバと二人で完成させた自分の意思をもった人形。
シルフィにそっくりに創られ、自分の意思で行動します。
性格も付与できるようで、嫉妬深い所もシルフィに似ていたよう。
しかし、「これじゃないんだ」と、老デウスは完成後すぐに、この人形を破壊してしまったようです。
軍事用自動人形
自動人形製作後に何度か改良を重ね、14番目の試作機(フォーティ)が一定の完成を見せます。
この「フォーティ」は姉妹機が量産され、魔法三大国に軍事用として販売されることに。
そこらの騎士や冒険者よりも強いとのこと。
魔導鎧(マジックアーマー)
闘神の文献から着想し、開発されたのが「魔道鎧(マジックアーマー)」です。
ザノバとクリフの開発した「ザリフの義手」で全身を覆い、外装を老デウスが最高硬度で鎧をつくる構想。
義手に魔力を通せば、普段以上のパワーで動けます。
完成した「魔道鎧」は高さ2m強。
そのスペックはこちらのとおり。
- 「魔道鎧」と「ザリフの義手」に魔力を流すことで稼働
- 列強並みのパワー、スピード、防御力を発揮
- 全力で稼働できるのは半日が限界
- 30%程度の出力でも、そこらの敵には負けない強さ
使用する魔力が多すぎるため、「魔道鎧」は老デウスしか扱えません。
当人曰く、「半分、粗大ゴミ」と言っています。
電気を操る魔術
老デウスは電気を操る魔術を習得した模様ですが、詳しい内容は書かれていません。
おそらく、ルーデウスもこの後に2つの電撃魔術を扱っていますから、同じような魔術だと思われます。
後にルーデウスが習得した電気魔術
- 雷光(ライトニング)
- 電撃(エレクトリック)
「雷光(ライトニング)」は水王級魔術として形式化されている魔術ですが、オーバーキルすぎるため、多様はできなさそうでした。
そこで独自に編み出したのが「電撃(エレクトリック)」です。
ライトニングの威力を下げたもので、ある程度、的(まと)を絞って攻撃できることから、よく使うようになります。
作中で登場する魔術は、こちらの記事で網羅的に解説していますので、楽しんで頂ければ。
声を操る魔術
老デウスは声を操る魔術を習得した模様ですが、詳しい内容は書かれていません。
とはいえ、ドルディア族固有の魔術に「吠魔術」があるので、おそらくこれを習得したのでしょう。
特殊な声で相手の平衡感覚を奪ったり、遠吠えを利用して敵の位置を探ることができる、音をを操る魔術。
基本的にドルディア族の特殊な声帯がなければ使えないが、他種族でも訓練次第で扱える者がいる。
過去転移魔術
現在のルーデウスに会うため使用した、過去にタイムスリップする魔術。
「召喚魔術」と龍族の遺跡にあった「壁画の魔術」の手順を変えることで実現させた、老デウスが独自に開発した魔術。
ただし膨大な魔力が必要で、老デウスは約50年さかのぼるのに魔力が足りず、腹まわりを失っていた。
重力操作の魔術
重力操作ができる魔術を取得したようですが、詳細については紹介されていません。
王竜剣カジャクトが重力操作を可能にすることがわかっていますが、老デウスがこの剣を手に入れたのかは不明です。

もし自分で開発したのなら、ノーベル賞レベルなんじゃないでしょうか?
【七大列強並】老デウスの強さ
ルーデウスの強さがわかるエピソードをご紹介していきましょう。
老デウスは打倒ヒトガミのために、多くの強者と戦い、魔術の研究も続け、その結果、七大列強クラスの強さを手に入れるに至りました。
彼の強さがわかるエピソードはあまり登場しませんが、強さがわかる話のひとつは…
ある日、長い年月を生きている不死魔族アトーフェならば何か情報が得られるかも知れないと、老デウスは謁見します。
ですが、アトーフェは話の通じないおバカです。
当然戦闘となりアトーフェ一派全員を敵に回しての戦闘になるんですね。
- アトーフェ・ラトーフェ・ライバック
- アトーフェ親衛隊
この戦いで、アトーフェ相手に油断する程の余力を残しながら、老デウスは戦っていて、ルーデウスは「どんだけ強いんだ」とツッコミを入れています。
過去5000年の間に、アトーフェを打ち負かした人物は二人しかいません。
- カールマン・ライバック(初代北神)
- 魔神ラプラス

化け物しかいません
とはいえ、この戦闘でムーアに不意打ちを受け、エリスに庇われているので、決して余裕とは言えない気もしますが。
【まとめ】老デウスが本編に与えた影響
老デウスがルーデウスとその周りの人間に与えた影響はかなり大きなものです。
これを全て書いてしまうと、アニメ勢の方にはネタバレが過ぎそうなので、控えておきますが、大まかに言えばこんなところ。
- ヒトガミが危険であることをルーデウスに知らせた
- 本編のルーデウスは家族を失わずに幸せな家庭を築くことができた
- 多くの魔術や開発品のキッカケになる
本編のルーデウスが地獄に行くかの瀬戸際。
老デウスは、まさにターニングポイントで軌道修正してくれた存在と言えるでしょう。
アニメで老デウスがどのように描かれるのかが楽しみでなりません。
原作を読んでからアニメを観れば、より楽しめるかと。
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