無職転生に出てくるキャラクターって魅力的!
キャラクターのことをもっと知りたいけど多すぎるから、一覧で教えて!
今回は「無職転生に登場するキャラクターを一覧でまとめました」。
無職転生には多くの登場キャラクター(以後キャラ)がいます。
個性的で魅力的なキャラが多いので、「もっとキャラクターについて知りたい」と思う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、メインキャラからマイナーキャラまで、網羅的に解説していきます。
とはいえ、キャラクター数が多すぎるため、網羅するには時間がかかりそうです。
順次キャラ解説を追加していく予定ですので、更新もお楽しみ頂ければ。
ご紹介するのは、以下の作品に登場するキャラになります。
本記事では、キャラクターの所属ごとに分けて紹介していますが、関係性が複雑なため、同一人物が何度も出てきます。
その属性ごとの立ち位置に分けて解説していますので、ご理解ください。
- 無職転生で登場するキャラクターのほぼ全て
- 各キャラクターの種族、生年、概要など
- 各キャラクターの関係性
- 【一覧紹介】無職転生の世界を彩るキャラクターを網羅解説!
- 【まとめ】無職転生のキャラには命が吹き込まれている
【一覧紹介】無職転生の世界を彩るキャラクターを網羅解説!
生年は甲龍歴で記載し、種族は明確にわかるものは記載していますが、明確な記述がない人物は「不明」としています。
ルーデウスの家族
ルーデウスには「パウロの息子として過ごした時期」と「ルーデウス自身が一家の家長となった後」があります。
ここではその両方の、彼の家族を紹介していきましょう。
ルーデウス・グレイラット(通称:ルディ)
名前 | ルーデウス・グレイラット(通称:ルディ) |
生年(甲龍暦) | 407年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | パウロとゼニスの息子(長男) 水聖級魔術師 |
本作の主人公。
前世では引きこもりのニートだったが、事故死してしまう。
ところが、前世の記憶をもったまま、赤ん坊として異世界に転生。
この世界では本気で生きていこうと決意し、幼少から魔術の訓練をはじめ、わずか5歳で「水聖級魔術師」となる。
魔術を無詠唱(術を発動させる呪文が不要)で行使できる。
ラプラス因子をもち、世界最大級とも言われる魔力総量をもつ。
家族や友人を何よりも大事にしており、危機が迫った時には自らの命も顧みない。
苦難や失敗を経験しながらも、家族や友人の助けを受けながら乗り越えていく。
シルフィエット・グレイラット(シルフィ)
名前 | シルフィエット・グレイラット(シルフィ) |
生年(甲龍暦) | 407年 |
種族 | 長耳族・獣族・人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウス1人目の妻 無言のフィッツ |
ルーデウスの幼馴染でボーイッシュな緑髪の少女。
忌避されていたスペルド族と同じ緑色の髪だったことから、周囲の子供達からイジメられていたが、ルーデウスに助けられ、友人となる。
ルーデウスから魔術を教わり、無詠唱で魔術を行使できるようになる。
ルーデウスに恋心を抱くも、7歳頃に離れ離れになり、その後転移事件によってアスラ王国上空へ飛ばされる。
この際、上空から落下する極度の恐怖と、限界まで魔力を消費したことにより白髪となり、これ以後髪色が戻ることはなかった。
以後はアスラ王息女、アリエルの守護術士として従事するが、ラノア魔法大学でルーデウスと再会。
数年後に結婚して、魔法都市シャリーアで新婚生活を始める。
ロキシー・ミグルディア・グレイラット
名前 | ロキシー・ミグルディア・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 373年 |
種族 | 魔族(ミグルド族) |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウス2人目の妻 水王級魔術師 ラノア魔法大学校長 甲龍歴400年代を代表する魔術師 |
ルーデウスが幼少期の魔術家庭教師。
青い髪を三つ編みに結った、見た目は15歳前後の少女だが、これは種族の特徴で、初登場時の実年齢は37歳。
ルーデウスの家庭教師時代は水聖級魔術師で、のちに水王級となる。
ルーデウスは彼女のことを尊敬しており、生涯「師匠」「先生」と呼んでいる。
ロキシーは、普段は冷静に分析して行動できる才女だが、気負い込むと「ドジっ子」な一面も。
家庭教師を終え、離れた後もルーデウスと文通を続けていたが、ベガリット大陸での「ゼニス救出作成」で再会。
パーティーとはぐれ、迷宮で一人さまよい、魔物に取り囲まれ絶対絶命となった所をルーデウスが救出。
この出来事で、ロキシーはルーデウスに一目惚れ。
すったもんだの末、シルフィの許可の得て、ルーデウスの2人目の妻となる。
エリス・グレイラット
名前 | エリス・ボレアス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 405年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの3人目の妻 剣王(狂犬王) |
ボレアス家の令嬢。
ルーデウスとは「再従姉(はとこ)」にあたる。
真紅の髪をもつ美少女だが、暴力的で言葉よりも手が出てしまうタイプ。
エリスが9歳の時に、魔術の家庭教師としてルーデウスがやって来るが、初日から”ボコボコ”にされている。
しかし、大切な人は「殴らない」「大事にする」といった側面もあり、何度殴られても見放したりしないルーデウスに徐々に恋心を抱いていく。
転移事件で、二人は一緒に魔大陸へ飛ばされ、そこから3年をかけて、共に故郷「フィットア領」へ帰還。
しかし、エリスの家族は全員この世を去っていることを知る。
家族を失ったエリスはルーデウスに迫り「家族になりたい」と一夜を共にしますが、自分より年下で小さなルーデウスに頼っていた自分を恥じる。
ルーデウスとの一時の別れを決意し、剣の聖地へ修行に出る。
5年後に再会し、2人の妻の同意を得て、3人目の妻となる。
パウロ・グレイラット
名前 | パウロ・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 388年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの父 |
ルーデウスの父。
3大剣術のすべてを上級まで扱える凄腕の剣士だが、「女にだらしない」という一面も。
早熟なルーデウスに父親の威厳を示したいと思っているが、うまくいかず思い悩んでいる。
元は、ノトス家の貴族の息子でしたが、父と折り合いが悪く、ケンカの末に出奔。
その後、S級冒険者「黒狼の牙」のリーダーを務めますが、パーティーメンバーの「ゼニス」と恋仲になり、彼女の妊娠が発覚。
2人でパーティーを抜け、「フィットア領ブエナ村の騎士」として結婚生活を送る。
転移事件でノルンと一緒に転移し、故郷へ戻って来るが、家族が全員行方不明になっていることを知る。
その後、フィットア領住人の捜索団を発足させ、拠点をミリスに移して活動。
妻のゼニスが、ベガリット大陸の迷宮にいることを知り、救出に向かう。
ゼニス・グレイラット
名前 | ゼニス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 390年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | パウロの妻 |
ルーデウスの母。
元はミリス神聖国、ラトレイア家の令嬢だったが、母との折り合いが悪く、ケンカの末出奔。
パウロの誘いで、S級冒険者パーティー「黒狼の牙」のメンバーとなる。
が、パウロと恋仲となり妊娠。
パーティーを抜けて、フィットア領ブエナ村でルーデウスを出産する。
数年後にはノルンを妊娠し、出産しますが、その後転移事件に巻き込まれ、1人ベガリット大陸へ転移。
迷宮に閉じ込められてしまう。
リーリャ・グレイラット
名前 | リーリャ・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | パウロの2人目の妻 パウロ家の侍女(メイド) |
元はアスラ王国後宮の近衛侍女で、水神流の中級剣士。
パウロとは当時同じ道場で剣術を学んでおり、弟弟子になる。
しかし、生まれたばかりの王女を狙う暗殺者との戦闘で毒を足に受け、剣士生命を失う。
王級に解雇された後にパウロの侍女募集を見つけ、以後、グレイラット家のメイドとして働いていた。
が、パウロの浮気で関係をもち、アイシャを妊娠。
アイシャを産んでからからは、グレイラット家の家族となる。
真面目な性格から、その後もメイドという立場を崩さず、身なりもメイド姿で家事手伝いをしている。
ルーデウスは赤ん坊の頃から、幼児らしからぬ”下卑た目”をするため、気味が悪いと感じていた。
転移事件では、娘アイシャと共にシーローン王国に転移し、パックスに監禁されてしまう。
故郷への旅路の途中のルーデウスに助けられ、それからは彼を敬うようになる。
ノルン・グレイラット
名前 | ノルン・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 413年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | パウロとゼニスの娘(長女) |
ルーデウスの上の妹で、パウロとゼニスの第2子。
ゼニスと同じ金髪の髪色をしている。
妹のアイシャが非凡な才能をもっていたのに対し、ノルンは平凡な能力しかもたず、祖母から比較されてしまったことから辛い幼少期を過ごす。
転移事件後、父パウロとルーデウスが再開するも大喧嘩する所を目撃し、兄が嫌いになってしまう。
しかし、シャリーアでルーデウスと共に生活をする中で、徐々に兄を認めるように。
ラノア魔法大学では勉学や剣術、本の執筆など精力的に取り組み、生徒会長を務める。
妹のアイシャとも、少しずつわだかまりがなくなり、成人する頃には仲の良い兄弟となる。
アイシャ・グレイラット
名前 | アイシャ・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 413年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | パウロとリーリャの娘(次女) |
ルーデウスの下の妹で、パウロとリーリャの娘。
ルーデウスの異母妹。
リーリャによく似た茶髪の髪で、いつもメイド姿をしている。
何でも卒なくこなしてしまう才女。
母リーリャから、厳しくメイドとして立ち振る舞うように教育されている。
一時、敬虔なミリス教徒であるゼニスの実家に預けられた際、祖母からメイドとして厳しくされ、姉ノルンと主従関係のように扱われたため、姉とは不仲に。
性格は活発でキャピキャピしており、兄ルーデウスのことが大好きで、よく甘えていている。
のちに、ルーデウスが立ち上げた「ルード傭兵団」の顧問を務め、組織を指揮する立場になっている。
ルーシー・グレイラット
名前 | ルーシー・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 423年 |
種族 | 長耳族・獣族・人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの長女 シルフィとの第1子 |
ルーデウスとシルフィの第1子。
ルーデウスと同じ茶色の髪で、シルフィと同じ長めの耳をもった女の子。
幼少期から、シルフィとロキシーから魔術の英才教育を受け、エリスからは剣術の指導を受けている。
オルステッドの呪いの影響がないため、幼少期はオルステッドにもなついている。
7歳からラノア魔法大学に通い、卒業後の15歳からはアスラ王立学校へ3年通う。
クリフの息子であるクライブと恋仲となり結婚。
以後は、ミリス神聖国で暮らしている。
ララ・グレイラット
名前 | ララ・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 426年 |
種族 | 人族・魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの次女 ロキシーとの第1子 未来の救世主 |
ルーデウスとロキシーの第1子。
ロキシーと同じ青色の髪で、目元はロキシーに、口元はルーデウスに似た女の子。
イタズラが大好きで、家族にはもちろん、オルステッドにもイタズラを仕掛ける怖いもの知らず。
ただ、要領が良く、人の考えていることを読む洞察力が鋭いため、大きな失敗は少ない。
とはいえ、悪いことをしてエリスにおしりを叩かれたのは、兄弟で一番多かったそう。
将来、ヒトガミを倒す救世主と予見されており、聖獣レオはいつもララの側にいる。
ミグルド族の能力である「念話」が使え、廃人のようになってしまったゼニスとも会話ができる。
20歳を過ぎた頃に、ヒトガミを倒す準備に向け、レオと共に旅に出る。
アルス・グレイラット
名前 | アルス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 427年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの長男 エリスとの第1子 |
ルーデウスとエリスの第1子。
エリスと同じ赤髪を持ち、ルーデウスに似て女の子好きな性格。
名前は第1次人魔大戦で活躍した「勇者アルス」にちなんで名付けられた。
魔術、剣術共に優秀で、アスラ王立学校を主席で卒業。
叔母であるアイシャと恋仲になるものの、ルーデウスに受け入れられず駆け落ち。
逃避行中に2人の間には子供ができる。
後にルーデウスに許され、父の仕事の手伝いをするようになる。
ジーク・サラディン・グレイラット
名前 | ジーク・サラディン・グレイラット(通称:ジーク) |
生年(甲龍暦) | 429年 |
種族 | 長耳族・獣族・人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの次男 シルフィとの第2子 |
ルーデウスとシルフィの第2子。
緑色の髪を持ち、ラプラス因子の影響で生まれつき強い腕力をもつ。
「サラディン」というミドルネームは甲龍王ペルギウスから授かった名前。
父ルーデウスを尊敬していて、小さな頃から「正義の味方」や「英雄」に憧れをもっている。
5歳頃に「北神三世 アレク」に弟子入り。
アスラ王立学校ではうまくなじめず、卒業後は1年ほど無職をしながら、シャリーアの町で正義の味方「ムーンナイト」で活動。
その後、親友「パックスJr.」を助けるべく、彼の騎士となる。
19歳で北帝となり、後に死神ランドルフから「死神」の称号と、「七大列強5位」を譲り受けることになる。
リリ・グレイラット
名前 | リリ・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 431~440年 |
種族 | 人族・魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの三女 ロキシーとの第2子 |
ルーデウスとロキシーの第2子。
ロキシーと同じ青髪で、魔道具をいじるのが大好きな女の子。
ミグルド族の能力である「念話」は使えないが、魔道具好きが高じてザノバ商会に就職し、優秀な技術者となる。
魔道具が大好きすぎて、気になったら道端であろうが、その場で「ガチャガチャ」しだす変わった女の子。
ジークいわく、「人さらいに遭いそう」な性格だそう。
そんな没頭クセがあるため、遅刻・欠勤の常習犯である。
クリスティーナ・グレイラット
名前 | クリスティーナ・グレイラット(通称:クリス) |
生年(甲龍暦) | 431~440年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの四女 エリスとの第2子 |
ルーデウスとエリスの第2子。
エリスと同じ赤髪で、父ルーデウスが大好きな女の子。
他の子供たちが父ルーデウスを尊敬するあまり、距離ができてしまっていたのに対し、クリスは父にべったり。
ルーデウスもつい、クリスには特別甘やかしてしまっている。
小さな頃からお姫様に憧れており、アスラ王立学校に入学するのを、誰よりも楽しみにしていたが、実際の内部は「ドロドロの政争」が繰り広げられているため、入学当初はとまどう。
しかしクリスは、政治的駆け引きのセンスや社交性に長けており、瞬く間に学内に派閥を形成。
卒業後は、恋仲となっていたアリエルの子息エドワードと結婚し貴族になる。
シルフィの家族
ブエナ村にいた幼少期の、シルフィの家族について解説します。
ロールズ
名前 | ロールズ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族・長耳族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | シルフィの父 エリナリーゼの息子 |
シルフィの父でハーフエルフ。
後にエリナリーゼの息子であることが判明する。
パウロと共に、ブエナ村で自警団の一員として、監視や魔物狩りをしている。
緑色の髪をもつ娘のシルフィが、周囲から忌避の目で見られることに悩んでいた。
ルーデウスと友達になり元気になったシルフィを好ましく思うが、また別の問題を抱えることに。
転移事件で亡くなってしまう。
シルフィの母(本名不明)
名前 | シルフィの母(本名不明) |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族・獣族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | シルフィの母 |
シルフィの母で、名前は不明。
人族と獣族の混血で、かつてはアスラ貴族の奴隷だった。
夫ロールズと共に、いじめられているシルフィの状況を憂いている。
転移事件により亡くなっている。
シルフィエット(シルフィ)
名前 | シルフィエット(シルフィ) |
生年(甲龍暦) | 407年 |
種族 | 長耳族・獣族・人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | ロールズの娘 |
ロールズの娘で、緑髪の女の子。
緑髪で、ボーイッシュに髪を短くしている。
ルーデウスからは男の子だと思われていた。
幼少期は、周囲の子供達からイジメられるも、ルーデウスと友人となってからは明るい性格になる。
ルーデウスがボレアス家へ家庭教師に行った後も、彼の家によく訪ねては、ゼニスやリーリャから読み書き算術や礼儀作法を学んでいた。
ロキシー(ミグルディア家)の家族
ロキシーの故郷、ビエゴヤ地方のミグルド族の家族について解説します。
ミグルド族には「念話」という能力があり、テレパシーで会話ができる。
このためミグルド族は、言葉を話せる者は少数。
また、寿命は約200歳で、150歳頃まで老いず、15歳前後の見た目をしています。
ロイン・ミグルディア
名前 | ロイン・ミグルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 魔族(ミグルド族) |
立場・肩書・二つ名 | ロキシーの父 |
ロキシーの父。
ミグルド族の特徴で、成人ながら見た目は15歳前後に見える。
ミグルド族の能力である念話を使えるので、言葉がなくても会話ができるが、念話の使えないロキシーのために魔神語を勉強して話せるようになっている。
ルーデウスとエリスが魔大陸へ飛ばされてすぐ、偶然ミグルド族を訪れる。
ロインはルーデウスとの別れ際に、名工「ユリアン・ハリスコ」の無名剣を渡す。
この剣は以後、エリスが長年愛用する剣となる。
ロカリー・ミグルディア
名前 | ロカリー・ミグルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 魔族(ミグルド族) |
立場・肩書・二つ名 | ロキシーの母 |
ロキシーの母。
夫同様、ミグルド族の特徴で、成人ながら見た目は15歳前後に見える。
ミグルド族の能力である念話を使えるので、言葉がなくても会話ができるが、念話の使えないロキシーのために魔神語を勉強して話せるようになっている。
幼い頃に念話が使えず孤立感を抱いていたロキシーを心配していた。
ロキシーが旅立った後も、娘の無事を心配していた。
パウロ一家の捜索途中で実家に立ち寄ったロキシーを見て、娘の無事を泣いて喜ぶ。
ロキシー・ミグルディア
名前 | ロキシー・ミグルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 魔族(ミグルド族) |
立場・肩書・二つ名 | ロインとロカリーの娘 |
ロインとロカリーの一人娘。
ミグルド族の能力である念話が、生まれつき使えなかったことから、村では孤立感を抱いていた。
ある日、村を訪れた魔術師「ブラッティ・カント」に魔術を教わる。
その後、村の閉塞感に耐え切れず、誰にも告げずに一人旅に出て冒険者となる。
ボレアス・グレイラット家
ボレアス家は、アスラ王国を守護する4つの武官貴族の一家。
アスラ王国北東部にある、フィットア領を統治している。
獣族好きな一族として知られ、メイドや使用人には獣族の者が多い。
サウロス・ボレアス・グレイラット
名前 | サウロス・ボレアス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | フィットア領領主 ボレアス・グレイラット家当主 エリスの祖父 |
ボレアス家の当主であり、エリスの祖父。
ルーデウスからは大叔父にあたる。
獣族が大好き。
声がデカく、言葉よりも先に拳が出るタイプだが、人情に厚い一面もある。
言い訳や回りくどい性格の者が嫌いで、ノトス家のピレモンを嫌っている。
エリスに甘く、彼女のお願いは何でも聞いてしまう。
ルーデウスのことを気に入り、ノトス家の跡取りに推す姿勢もあった。
フィットア領転移事件の責を問われ、処刑されてしまう。
フィリップ・ボレアス・グレイラット
名前 | フィリップ・ボレアス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | フィットア領ロアの町長 エリスの父 |
サウロスの息子でエリスの父。
フィットア領ロアの町の町長を務めている。
父サウロス同様、獣族好き。
パウロとは子供の頃によく遊んだ仲で、パウロからのルーデウスの受け入れを了承した。
ルーデウスのことを好いており、書物の持ち出しなど、何かと便宜を図ってくれる。
兄弟とのボレアス家権力争いに敗れ、息子2人を兄ジェイムズに取られている。
心の内ではボレアス家当主の座を今も狙っており、ルーデウスに「エリスと結婚して一緒にボレアス家を乗っ取らないか?」と話を持ち掛けたことも。
転移事件により紛争地帯へ転移し、亡くなっている。
ヒルダ・ボレアス・グレイラット
名前 | ヒルダ・ボレアス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | フィリップの妻 エリスの母 |
ヒルダは、フィリップの妻で、エリスの母。
エリスと同じ赤髪で、豊満な胸を誇る美しい女性。
二人の息子を養子に取られたことで、心に深い傷を負い、精神的に不安定になっている。
自分の息子が傍にいないのに、ノトス家の血筋をもつルーデウスが屋敷で生活しているのを快く思っていなかった。
ところが、ルーデウスが10歳の誕生日パーティを開いてくれたことを、涙ながらに喜んでいる姿を見てからは気持ちに変化があり、我が子のように接している。
転移事件で、フィリップと共に紛争地帯へ転移し、亡くなっている。
エリス・ボレアス・グレイラット
名前 | エリス・ボレアス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 405年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | フィリップとヒルダの娘 (ボレアス家長女) |
フィリップとヒルダの娘。
ヒルダと同じ赤髪をもち、美少女といえる容姿だが、祖父ゆずりの大きな声とケンカっ早さがある。
過去には学校の同級生をボコボコにして退学になったり、家庭教師に来た者も何人も返り討ちに遭い退職している。
一方で、ルーデウス10歳の誕生日を企画して、あれこれと準備をするなど、仲の良い人には優しい一面もある。
ルーデウスと共に魔大陸へ転移し、共に旅をする。
ジェイムズ・ボレアス・グレイラット
名前 | ジェイムズ・ボレアス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | サウロスの息子 ボレアス・グレイラット家次期当主 エリスの伯父 |
フィリップの上の兄。
フィリップとは6歳離れている。
アスラ王国で若くして大臣職を務め、ボレアス家の跡目争いに勝利し、次期当主となっている。
貴族の慣習で、フィリップの男児はすべてジェイムズに養子に出されている。
ゴードン・ボレアス・グレイラット
名前 | ゴードン・ボレアス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | サウロスの息子 エウロス家へ婿入り エリスの叔父 |
フィリップの下の兄。
兄弟と跡目争いになるが、ジェイムズの画策によりエウロス家の令嬢と恋仲に。
そのままエウロス家に婿入りしている。
ノトス・グレイラット家
ノルス家は、アスラ王国を守護する4つの武官貴族の一家。
アスラ王国の東にある、ミルボッツ領を統治している。
ノトスに限らず、グレイラット家は胸の豊満な女性に惹かれる血筋である。
アマラント・ノトス・グレイラット
名前 | アマラント・ノトス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ノトス・グレイラット家当主 パウロの父 |
パウロの父で、当時のノトス家当主。
筋が通らないことを嫌う厳格な男。
パウロの幼い頃は、子供に甘い父親だったが、学校での奔放な行動を耳にしてから、厳しくあたるようになる。
以後、パウロとの関係は悪化し、パウロが12歳頃に出奔してしまう。
アラマントはその後、ケンカ別れしたことを後悔している。
パウロが出奔後、しばらくしてから病に倒れ亡くなった。
バレンティナ・ノトス・グレイラット
名前 | バレンティナ・ノトス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アマラントの妻 パウロの母 |
アラマントの妻で、パウロの母。
父に嫌われていたパウロにとって、母は良き理解者だった。
しかし、パウロが10歳を過ぎた頃に病に伏し、亡くなってしまう。
パウロ・ノトス・グレイラット
名前 | パウロ・ノトス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 388年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アマラントとバレンティナの息子 (ノトス家長男) |
アラマントとバレンティナの長男。
ノトス家の時期当主となる立場だが、自由奔放な性格で貴族の文化になじめない。
剣術に才能があり、幼い頃から才覚を発揮している。
ボレアス家のフィリップとは気が合い、幼い頃は会うたびに一緒に遊んでいた。
女好きで、多くの女性と関係をもち、当時同じ道場だったリーリャも、パウロに純潔を散らされた。
父とはケンカ別れで出奔し、「ノトス」の名前を捨てているが、別れた日のことを後悔している。
ピレモン・ノトス・グレイラット
名前 | ピレモン・ノトス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アマラントとバレンティナの息子 (ノトス家次男) |
アラマントとバレンティナの次男であり、パウロの弟。
父アラマント死後、ノトス家を継ぎ当主となった。
小心者で”小細工で相手をおとしめる”ような性格から、内外からの評判は悪い。
アスラ王女アリエル派の筆頭貴族であったが、力を弱めたアリエルがラノア王国へ逃れた後は、アリエルを裏切り、第一王子グラーヴェル派に媚びを売るなど、2心をもっている。
ルーク・ノトス・グレイラット
名前 | ルーク・ノトス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ピレモンの息子(次男) 後にノトス家当主 |
ピレモンの息子。
茶髪をオールバックでまとめた美形の顔をもつことから、女性との色恋が絶えない。
剣術は剣神流中級程度で戦闘力は低いが、若い頃からアリエルの側に仕え忠誠心が高い。
シルフィとはアリエルの側近として、10年以上の付き合い。
ラノア魔法大学で出会ったルーデウスには、元々良い印象はもっていなかったが、誤解があったことを知り、その後は仲良くなる。
シルフィとルーデウスがくっつくように、助言や手助けをするなど、友人を大事にする性格。
アリエルがアスラ王となった後も、アリエルの腹心として活躍する。
エウロス・グレイラット家
エウロス家は、アスラ王国を守護する4つの武官貴族の一家。
アスラ王国南部にある、ウィシル領を統治している。
オズワルド・エウロス・グレイラット
名前 | オズワルド・エウロス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ七騎士(アリエルの騎士) 王の斧槍 |
本編では、アリエルの騎士で「王の斧槍」として、名前が登場するのみ。
ゼピュロス・グレイラット家
ゼピュロス家は、アスラ王国を守護する4つの武官貴族の一家。
アスラ王国北部にある、ドナーティ領を統治している。
ゼピュロス家は作中で登場人物がいません。
アスラ王国
アスラ王国は中央のほぼ中央にある、肥沃な大地に囲まれた国。
世界で最も経済や政治、軍事的な力を持っている大国であり、第一次神魔大戦のあった7000年前に魔界大帝キシリカ・キシリスを倒した英雄、「勇者アルス」が建国したとされる。
首都アルスは彼の名前から名づけられている。
アリエル・アネモイ・アスラ
名前 | アリエル・アネモイ・アスラ |
生年(甲龍暦) | 不明(404年頃) |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ王国第2王女 王位継承権第3位 後にアスラ王 ラノア魔法大学生徒会長 |
綺麗な金髪をもった容姿端麗な美女。
ラノア王国第2王女で、王位継承権は第3位。
アリエルのよく通る声は人を魅了させ、卓越したカリスマ性をもつ。
一方で、変態的な性癖をもつ一面があるが、これはアスラ貴族全般に言えることでもある。
元々王位には興味が無かったが、亡き守護魔術師デリックの遺志を継ぎ、アスラ王になることを決意。
一時王国での力を失うが、ラノア王国へ留学中に力をつけ、後に王位争いに勝利する。
ラノア魔法大学での友人を大切にしており、アスラ王となった後も、シルフィやルーデウスとは家族ぐるみの付き合いをしている。
子供を5人産んでいるが、全員父親が誰なのかは謎で、1人はルークとの子と言われている。
ルーク・ノトス・グレイラット
名前 | ルーク・ノトス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アリエルの守護騎士 アスラ七騎士 筆頭たる傍騎士 王の懐刀 |
若い頃からアシエルに仕える騎士。
アリエルが王女となった後は、「王の懐刀」と呼ばれ、深い信頼を寄せられている。
戦闘力は低いものの、アリエルの側近として王宮を取り仕切っている。
デリック・レッドバッド
名前 | デリック・レッドバッド |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アリエル王女の守護術師 |
アリエルの少女時代に守護魔術師を務め、ルークと共に仕えていた。
アスラ王国中級貴族レッドバット家の三男で、アスラ魔法学院を優秀な成績で卒業した上級魔術師。
地方出身のため、アスラ貴族のような性癖はなく、よくアリエルとルークの痴話話を注意していた。
フィットア領転移事件により転移した、魔獣「ターミネートボア」の攻撃を受け、アリエルを庇い死亡する。
死の間際、「どうか王になり、アスラ王国をより良い国へと…」と遺言を残す。
フィッツ(シルフィ)
名前 | フィッツ(シルフィ) |
生年(甲龍暦) | 407年 |
種族 | 長耳族・獣族・人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 無言のフィッツ アリエルの守護魔術師 |
転移事件でアスラ王国上空に飛ばされる。
偶然、アリエルに襲い掛かった魔獣「ターミネートボア」の頭上に落下し、地面への落下の衝撃を和らげるために放った魔術が偶然魔獣を倒す。
故郷ブエナ村が壊滅的な状況を聞き、行き場を失ったシルフィ。
アリエルは自分の守護術士「フィッツ」として仕えるよう提案し、以後アリエルと共にアスラ王国の政争に巻き込まれていく。
グラーヴェル・ザフィン・アスラ
名前 | グラーヴェル・ザフィン・アスラ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ王国第1王子 アリエルの腹違いの兄 王位継承権第1位 |
アスラ家の長男で王位継承権第1位。
アリエルの異母兄弟になる、金髪の中年王子。
アリエルとは王位継承における最大の敵となる。
ダリウス・シルバ・ガウニス
名前 | ダリウス・シルバ・ガウニス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ王国上級大臣 グラーヴェルの側近 |
グラーヴェル王子の側近で、大臣としては最も強い権力をもつ。
でっぷりと太った体の、醜悪な容姿をした男。
アリエルには何度も刺客を送るが、フィッツにより退けられる。
フィットア領転移事件では、ピレモンと共に画策し、サウロスを処刑に追い込んだ。
王位継承争いのパーティで、悪事が露呈し権力は失墜し、逃亡を図るも、追ったルーデウス、エリス、ギレーヌに倒された。
ピレモン・ノトス・グレイラット
名前 | ピレモン・ノトス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アリエル派の筆頭貴族 のち離反しグラーヴェル派 |
パウロの弟で、ルークの父で、ノトス家当主。
口ひげを生やした男で、パウロとよく似た顔だが、おどおどした余裕なさげな顔立ち。
当初はアリエル派の筆頭であったが、力を失ったアリエルを裏切り、命をも狙う。
リスクを恐れるあまり、方々へ媚びを売っており、2心のある人物。
トリスティーナ・パープルホース
名前 | トリスティーナ・パープルホース |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ王国貴族 パープルホース家次女 |
アスラ貴族、パープルホース家の次女。
アリエルとは幼少期に面識がある。
幼い頃にさらわれ、ダリウスの性奴隷となっていた。
その後、盗賊団に売られ、親分の女となるも、代替わりしてから盗賊を取り仕切る立場となる。
アリエルが王位継承争いに参加するための旅路で再会し、アリエルに協力する。
アリエルが王になった後は貴族に戻り、アリエルの従者となっている。
シャンドル・フォン・グランドール(アレックス・C・ライバックの別名)
名前 | シャンドル・フォン・グランドール (アレックス・C・ライバックの別名) |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族・不死魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ七騎士(アリエルの騎士) 攻撃を司る右翼の三騎士 王の大剣 |
元北神アレックス・カールマン・ライバックの別名。
アリエルの載冠式にアスラ王国を訪れ、アスラ七騎士となる。
ルーデウスの最終決戦の際には、ドーガと共にルーデウスに助力し、北神アレクや闘神鎧と闘う。
オズワルド・エウロス・グレイラット
名前 | オズワルド・エウロス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ七騎士 攻撃を司る右翼の三騎士 王の斧槍 |
アスラ七騎士の一人。
作品には登場せず、名前の紹介のみ。
ギレーヌ・デドルディア
名前 | ギレーヌ・デドルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 獣族 (ドルディア族) |
立場・肩書・二つ名 | アスラ七騎士(アリエルの騎士) 攻撃を司る右翼の三騎士 王の猟犬 |
元主人であった、故サウロスの仇を討つため、アリエルのアスラ行きに同行する。
王位継承争いでは、ルーデウス、エリスと共に、北帝オーベールを倒す。
アリエルが王となった後は、アスラ七騎士の一人となる。
ドーガ
名前 | ドーガ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ七騎士 攻撃を司る右翼の三騎士 王の門番 イゾルテの夫 |
アスラ王国ドナーティ領の小さな村の出身。
体格に恵まれ、人並み以上の怪力をもつ。
言葉少なだが、純朴な性格の男。
幼少の頃に親を魔獣に殺されるが、その魔獣を一人で倒してしまう。
その腕を買われアスラ王国の門番となったある日、シャンドルと出会い、彼の弟子となる。
シャンドルから北帝の称号を授かり、アスラ七騎士の一人となる。
イゾルテを好いており、猛アタックの末、結婚する。
シルヴェストル・イフリート
名前 | シルヴェストル・イフリート |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ七騎士(アリエルの騎士) 攻撃を司る右翼の三騎士 王の城壁 アスラ王国近衛騎士団長 |
アスラ七騎士の一人であり、アスラ王城シルバーパレスの警備最高責任者を務める。
アスラ王国の地方出身。
体の線は細く、背が低く、頭髪も薄い、気弱そうに見える男。
剣も魔術も決して強くないが、人を育て、人を動かす才覚に秀でている。
イゾルテ・クルーエル
名前 | イゾルテ・クルーエル |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | アスラ七騎士(アリエルの騎士) 攻撃を司る右翼の三騎士 王の大楯 ドーガの妻 |
水神レイダの孫であり、水帝。後に水神となる。
アスラの騎士見習いの後、アリエルが王となった後はアスラ七騎士の一人となる。
青みがかった黒髪に、凛とした顔立ちの美人。
婚活中だったが、理想が高すぎて婚期を逃していた。
ドーガから求婚されるも一度は断るが、アリエルの取り計らいもあり、結婚する。
魔法都市シャリーア その他キャラ
中央大陸北方の魔法3大国(ラノア王国、ネリス公国、バシェラント公国)のひとつ、ラノア王国の町。
魔法都市シャリーアには、ラノア魔法大学があり、種族や身分に関わらず、魔術を学びたい者を平等に受け入れている。
ロキシーやルーデウスをはじめ、グレイラット家の多くが卒業生。
ルーデウスは結婚後、生涯シャリーアを拠点としており、第2の故郷と言える。
ジーナス・ハルファス
名前 | ジーナス・ハルファス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | ラノア魔法大学教頭 火聖級魔術師 水聖級魔術師 ロキシーの先生 |
ロキシーがラノア魔法大学学生だった頃、魔術を学んだ師。
ロキシー在学中は顕示欲が強く、ロキシーとはケンカ別れをしていたが、教師として戻って来た頃には仲直りをしている。
ルーデウス在学中は教頭となっており、神経質ではあるが真面目で穏やかな性格になっている。
ゲオルグ
名前 | ゲオルグ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | ラノア魔法大学校長 風王級魔術師 |
ラノア魔法大学校長で、シャリーアの町を守る三国騎士団の団長。
魔術ギルドの総帥も務めている。
頭がハゲておりカツラ)を付けている。
風王級魔術師だが、カツラをが吹き飛んでしまうため、風魔術は使わない。
人前で何度かカツラを飛ばして、学生の笑いのネタにされている。
シーローン王国
シーローン王国はアスラ王国の東、王竜王国の北に位置する小国。
王竜王国の属国で、周辺の小国からの防波堤となっている。
ザノバ・シーローン
名前 | ザノバ・シーローン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | シーローン王国第3王子 怪力の神子 首取り王子 |
シーローン王国第3王子で、怪力の神子。
呪いを受けており、生まれつきの怪力と頑強な体をもっている。
3歳の頃には、人形の感覚で弟の首を引っこ抜いて死なせてしまい、「首取り王子」の異名が付く。
パックスのリーリャ、アイシャ監禁事件ではルーデウスに助力するが、これが元でシーローン王国を国外追放となる。
後にラノア魔法大学で再会し、友人となる。
パックス・シーローン
名前 | パックス・シーローン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | シーローン王国第6王子 |
シーローン王国第6王子でザノバの弟。
運動不足でだらしない体をしている。
頭は決して悪くないが、勉強をサボりがちで、自分勝手な行動が目立つ。
家庭教師のロキシーに対しても度々セクハラをしていたため、ロキシーは出奔する。
王族の権力を利用して、家臣の家族を人質に取り言いなりにさせるなどしていたため、周囲からは疎まれている。
リーリャとアイシャの監禁事件で、王の責めを受け王竜王国に国外追放となった後は、恵まれない環境で勉学や剣術を鍛えた。
後に帰国して、国を乗っ取り王となるが、長くは続かなかった。
ジンジャー・ヨーク
名前 | ジンジャー・ヨーク |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | シーローン王国の騎士 ザノバの騎士 水神流中級剣士 |
シーローン王国の親衛隊。
寡黙であまり多くを話さないが、物腰は丁寧で、細かいことに気が付く女性。
シーローン王国の兵士の中では、12番目の階位。
元は、ザノバの騎士だったが、パックスの持っていたロキシー人形欲しさに、ジンジャーと「交換」してしまう。
パックスに家族を人質に取られており、嫌々付き従っているが、ルイジェルドとエリスが人質解放に成功し、ザノバの元へ戻る。
王竜王国
中央大陸南部にあり、町や人々に統一感はなく、雑多な印象を受ける国。
歴史は長いが格式はなく、実力主義の帝国国家。
シーローンをはじめ、いくつかの属国を有している。
レオナルド・キングドラゴン
名前 | レオナルド・キングドラゴン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 王竜王国第32代国王 |
王竜王国の第32代国王。
ヒトガミの使途であり、パックスを死に追い詰めた。
オルステッドにより殺される。
ベネディクト・キングドラゴン
名前 | ベネディクト・キングドラゴン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族・魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | レオナルド・キングドラゴンの娘(第18女) |
青い髪で、感情が薄い女性。
素性の知れない魔族の母と国王レオナルドの間に生まれた。
王位継承権はなく、王族とも認められていない。
パックスと結婚し、パックスJr.を授かるが、立場が複雑で周囲から疎まれている。
ランドルフ・マリーアン
名前 | ランドルフ・マリーアン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不死魔族・人族・ 長耳族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 王竜王国 黒竜騎士団騎士 七大列強五位 死神 アレックスの孫 パックス・シーローンJr.の教育係 |
王竜王国の騎士で、七大列強5位「死神」の称号をもつ剣士。
骸骨のような顔で、いつもやる気のなさそうな態度で強そうには見えないが、これは相手を惑わすための彼の戦術。
右目には魔眼、「空絶眼」をもち、相手の思考を誘導させる「幻惑剣」を得意とする。
一時、戦いに嫌気が差して料理人になるが、才能はなく破産している。
パックスとベネディクトが料理を褒めてくれたことから、2人のことを慕っている。
パックスが起こしたクーデターに助力するが、パックスは死去。
その後は、ベネディクトの護衛とその息子パックスJr.の教育係に従事する。
パックス・シーローンJr.
名前 | パックスJr. |
生年(甲龍暦) | 不明(428年頃) |
種族 | 人族・魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | パックスとベネディクトの息子 |
パックスとベネディクトの息子。
父と似て背が低く、母と同じ青色の髪をもつ、ジークの親友。
幼少期はランドルフから養育を受け、その後アスラ王国でジークと出会い、3年間を共に過ごす。
「自分の国をもつ」という野望を抱いており、卒業の時にジークへ協力を求めるが、色よい返事をもらえなかった。
卒業後、王竜王国の飛び地である危険な「未開の森」の開拓を命じられる。
1年が過ぎた頃、命の危険に直面した際にジークが現れ助けられ、以後は腹心となる。
数十年後に戦乱が勃発し、この機に乗じて独立を果たすべく動き始める。
ミリス神聖国
ミリス大陸南西部を統治する、アスラ王国に次ぐ大国。
国の政治には、ミリス教団が深く関わっている宗教国家で、治癒魔術と結界魔術は魔法3大国をしのぐ程、発展している。
ミリス教徒は複数の妻を娶ることを禁じている。
また、人族以外の種族への差別が厳しく、特に魔族を嫌う。
魔族を受け入れる思想の「教皇派」と魔族排除の思想の「枢機卿派」と2つの派閥がある。
首都ミリシオンは結界魔術により、天候が制御されているため、雨季でも洪水などが起こらないようになっている。
クリフ・グリモル
名前 | クリフ・グリモル |
生年(甲龍暦) | 406年 |
種族 | 人族・小人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | ミリス教神父 後に教皇 |
元は孤児院で育ち、ミリス教団教皇ハリー・グリモルの孫に里親として引き取られた。
小人族の血が流れているため背が低い。
13歳頃には火、治療、解毒、神撃の魔術を上級、攻撃魔術を中級まで扱えたため、周囲から賞賛の言葉を受けていた。
自尊心が高く、自分のことを天才と呼ぶ。
空気の読めない所があるが、真面目で正義感が強い一面も。
ルーデウスとラノア魔法大学で友人となり、公私共に深い関係となる。
ハリー・グリモル
名前 | ハリー・グリモル |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | クリフの祖父 ミリス教団の教皇 |
ミリス教団、教皇派の教皇でクリフの祖父。
白く長い髭をたくわえた、見た目は和やかな好々爺だが、権謀術数に長けた狡猾な一面をもつ。
ルーデウスがミリスの事件に巻き込まれた際には、策謀をめぐらし、「枢機卿派」の弱体化を図る。
クレア・ラトレイア
名前 | クレア・ラトレイア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ラトレイア家伯爵夫人 ルーデウスの祖母 ゼニスの母 |
ゼニスの母で、ルーデウスとノルンの実祖母。
神経質そうな、白髪の混じった金髪の女性。
敬虔なミリス教徒で、礼儀作法や規律を重んじており、自分にも他人にも厳しい性格。
ノルンとアイシャが小さい頃に預けられていた時には、あまりに”しつけ”が厳しかったため、祖母を敬遠している。
しかし、娘であるゼニスのことを心配しており、子供を愛する一面も垣間見える。
後に、ルーデウス一家でライトレア家を訪れた時には、随分わだかまりも収まっている。
カーライル・ラトレイア(旧姓:カーライル・ギュランツ)
名前 | カーライル・ラトレイア (旧姓:カーライル・ギュランツ) |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ラトレイア家伯爵 ラトレイア家当主 新殿騎士団剣グループ大隊長 ルーデウスの祖父 ゼニスの父 |
ゼニスの父で、ルーデウスとノルンの実祖父。
ライトレア家に婿入りして、当主となり、ミリス新殿騎士団の剣グループ大隊長を務めている。
仕事で忙しく、10日に一度ほどしか家に帰らないが、堅物な妻クレアの良き理解者。
テレーズ・ラトレイア
名前 | テレーズ・ラトレイア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 新殿騎士団盾グループ中隊長 神子の護衛隊長 ゼニスの妹 ルーデウスの叔母 |
ゼニスの妹で、ルーデウスとノルンの叔母。
新殿騎士団の盾グループ中隊長を務めており、仕事には忠実で容赦ないが、話すと気さくで話のわかる人物。
剣術は水神流中級の腕前だが、統率力が高い。
容姿はゼニスに似て美人であるが、婚期を過ぎても未婚であることを気にしている。
母クレアに背いて新殿騎士団に入ったことで、勘当されるが、のちに許されている。
ルーデウスが転移事件後の帰還の旅路で、ミリス大陸から中央大陸へ渡航する際に初めて出会い、世話になった。
記憶の神子
名前 | 記憶の神子(名前は無い) |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | 記憶の神子 魔族排斥派の教皇候補 |
ミリス神聖国の「枢機卿派」お抱えの「神子」で、「相手の目を見れば記憶を読み取る能力」をもつ
顔立ちの綺麗な女性だが、運動不足のせいかふっくらした体型をしている。
表向きは要人扱いで、護衛の神殿騎士団からは好かれているのだが、政治的側面では道具扱いされており、権限はおろか自由も与えられず名前も与えられていない。
「教皇派」の神殿騎士団から暗殺されそうになった際、エリスに助けられ、慕っている。
エリスと再会の後、訓練やトレーニングをするようになりスリムになった。
大森林
ミリス大陸北東部、青竜山脈の北東に広がる広大な森林地帯。
北部に獣族、南西部に小人族、南東部に長耳族、青竜山脈の麓には炭鉱族の縄張りがある。
年に一度、3か月ほど続く雨季があり、5mほど水没することもある。
獣神 ギーガー
名前 | 獣神 ギーガー |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 獣族 (ドルディア族) |
立場・肩書・二つ名 | 獣神 獣族全てを統べる英雄 |
獣族全てを束ねる英雄。
第一次人魔大戦後、人族による侵攻の際に獣族のリーダーとして活躍し、大森林を守った。
以後、ギーガーの血族が獣族の族長となる習わしがある。
ギュスターブ・デドルディア
名前 | ギュスターブ・デドルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 獣族 (ドルディア族) (デドルディア) |
立場・肩書・二つ名 | ドルディア族の族長 獣神ギーガーの末裔 ギュエスとギレーヌの父 |
デドルディア族の族長で、ギュエスとギレーヌの父。
ルーデウスと初めて会った際は族長だったが、その後の魔物との戦闘で大ケガを負う。
以後はギュエスに族長をゆずり、自身は別集落で悠々自適な生活を送っている。
ギュエス・デドルディア
名前 | ギュエス・デドルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 獣族 (ドルディア族) (デドルディア) |
立場・肩書・二つ名 | ドルディア族戦士長 後の族長 ギレーヌの兄 リニアとミニトーナの父 |
ギュスターブの息子で、ギレーヌの兄。リニアとミニトーナの父。
戦士長をしていたが、父ギュスターブの隠居後は族長となった。
ドルディア族の固有魔術「吠魔術」を使う。
妹ギレーヌとは子供の頃に絶縁状態になっており、軽蔑の言葉を吐くが、ルーデウスやエリスから聞くギレーヌの現在を聞いて考えを改める。
リニアーナ・デドルディア(通称:リニア)
名前 | リニア・デドルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 獣族 (ドルディア族) (デドルディア) |
立場・肩書・二つ名 | ギュエスの長女 ラノア魔法大学の生徒 プルセナの幼馴染 ルーデウスの友人 ルード傭兵団所長 |
ギュエスの長女で、ラノア魔法大学でのルーデウスの友人。
プルセナとはいつも一緒に行動している。
語尾に「ニャ」と話すのが口グセ。
豊満な胸をもつかわいい猫耳娘だが、気性は荒く、ラノア魔法大学ではヤンキーの番長のような立場だった。
ロキシー人形を破壊したことによりルーデウスの怒りを買い、プルセナと共に手痛い”しつけ”を受けた後は、ルーデウスの下につく。
ラノア魔法大学卒業後は商売をはじめるが、すぐに借金を抱えて奴隷に落ちた所をルーデウスに救われる。
「ルード傭兵団」の組織後、所長を務める。
プルセナ・アドルディア
名前 | プルセナ・アドルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 獣族 (ドルディア族) (アドルディア) |
立場・肩書・二つ名 | ラノア魔法大学の生徒 リニアの幼馴染 ルーデウスの友人 ルード傭兵団副所長 |
アドルディア族長ブルドグの孫で、戦士長テルテリアの長女。
リニアとは常に行動を共にしており、いつも肉を食べているのがお決まり。
語尾に「なの」と話すのが口グセ。
豊満な胸をもつかわいい犬耳娘だが、リニア同様気性が荒く、ラノア魔法大学ではヤンキーの番長のような立場だった。
ロキシー人形を破壊したことによりルーデウスの怒りを買い、リニアと共に手痛い”しつけ”を受けた後は、ルーデウスの下につく。
ラノア魔法大学卒業後は、大森林に帰って族長候補となるが、食料庫を食い尽くす事件を起こして追放となり、ルーデウスが身元引受人になる。
以後は「ルード傭兵団」の副所長を務める。
ミニトーナ・デドルディア
名前 | ミニトーナ・デドルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 獣族 (ドルディア族) (デドルディア) |
立場・肩書・二つ名 | ギュエスの次女 リニアの妹 テルセナの幼馴染 |
ギュエスの次女でリニアの妹で、テルセナとは幼馴染。
猫耳のかわいい女の子。
奴隷密輸組織にさらわれ、ザントポートに監禁されていたところを、ルーデウスとルイジェルドに救われる。
デッドエンド一行が雨季で足止めを食らった大森林で、エリスから剣術をならい仲良くなる。
後にルーデウスが再会した時には、戦士となりテルセナと共に族長候補となっている。
テルセナ・アドルディア
名前 | テルセナ・アドルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 獣族 (ドルディア族) (アドルディア) |
立場・肩書・二つ名 | プルセナの妹 ミニトーナの幼馴染 |
アドルディア戦士長テルテリアの長女で、プルセナの妹。
犬耳のかわいい女の子。
ミニトーナ同様、奴隷密輸組織にさらわれ、ザントポートに監禁されていたところを、ルーデウスとルイジェルドに救われる。
デッドエンド一行が雨季で足止めを食らった大森林で、エリスから剣術をならい仲良くなる。
後にルーデウスが再会した時には、戦士となりミニトーナと共に族長候補となっている。
クリフの家族
クリフはエリナリーゼと結婚し、魔法都市シャリーアに住むが、ほどなく教皇を目指し故郷ミリス神聖国へ拠点を移す。
クリフ・グリモル
名前 | クリフ・グリモル |
生年(甲龍暦) | 406年 |
種族 | 人族・小人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの親友 ラノア魔法大学の生徒 エリナリーゼの夫 火・水・土・風・治癒・解毒・神撃魔術上級 結界魔術初級 |
エリナリーゼの夫で、ルーデウスの親友。
エリナリーゼに一目惚れし、彼女の呪いを知った上で付き合ったのち結婚する。
ルーデウス、ザノバと共に魔道鎧の開発や、エリナリーゼとオルステッドの呪いを軽減する魔道具開発などに携わる。
友人を大切にする性格で、ザノバのシーローンでの戦争に行くことを最後まで反対していた。
ナナホシやルーデウスが窮地に陥った際も、持ち前の知識を発揮し助けている。
エリナリーゼ・ドラゴンロード
名前 | エリナリーゼ・ドラゴンロード・ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 長耳族 |
立場・肩書・二つ名 | クリフの夫 ラノア魔法大学の生徒 S級冒険者 呪子 |
金髪をロールさせた、見た目はお嬢様のような容姿の長耳族の美女で、S級冒険者パーティ「黒狼の牙」の元メンバー。
長い年月を生きており面倒見が良く、友人を大切にする性格。
ロキシーとは転移事件の捜索で共にパーティを組んでおり、彼女のことを「親友」と呼んでいます。
ロキシーと旅の後、ルーデウスと合流して、共にラノア魔法大学へ入学。
「定期的に男と交尾しないと死ぬ」という呪いに犯されているため、学校でも生徒を食い漁っていました。
クリフからの熱烈な告白で付き合うようになった後は、男漁りをやめています。
のちに結婚し、クライブを身ごもり出産します。
クライブ・グリモル
名前 | クライブ・グリモル |
生年(甲龍暦) | 426~427年 |
種族 | 人族・小人族・長耳族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | クリフとエリナリーゼの息子 後のルーシーの夫 |
クリフとエリナリーゼの息子。
幼少の頃からルーデウス家の子供たちと深い付き合いがあり、ルーシーに恋心を抱いていた。
14歳の頃からルーシーと付き合うようになり、のちに結婚。
共にミリス神聖国で結婚生活を送る。
ザノバの家族
ザノバは元シーローン王国の王子だが、国外追放後は、彼を慕う騎士のジンジャーと、人形づくりの弟弟子のジュリと共に、シャリーアで暮らす。
ルーデウス一家とは公私共に、深い付き合いある。
ザノバ・シーローン
名前 | ザノバ・シーローン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの親友 ラノア魔法大学の生徒 怪力の神子 首取り王子 ザノバ商会代表 |
シーローン王国第3王子だが、パックスとの騒動により、ラノア魔法大学への、留学という名の国外追放となる。
学校に入学してきたルーデウスと再会してから、人形づくりの弟子となり、魔道鎧や自動人形などの魔道具開発に携わる。
人形や芸術にしか興味が無く、人間には無関心だったが、徐々に人の気持ちを理解するようになり、気づかいができる描写がある。
帝王学や戦術を学んでおり、シーローン王国のカロン砦での戦いでは、ザノバの采配で勝利に導く。
芸術に深い造詣があることから、甲龍王ペルギウスに気に入られており、よく芸術について語り合っている。
ルーデウスとは公私共に深く関わり、ルーデウスは「親友」と呼んでいる。
後にルーデウスがスポンサーとなり、魔道具の開発組織「ザノバ商会」の代表となる。
ジュリエット(通称:ジュリ)
名前 | ジュリエット |
生年(甲龍暦) | 416年 |
種族 | 炭鉱族 |
立場・肩書・二つ名 | 聖鉄のバザルと美しき雪稜のリリテッラの子 ザノバの弟弟子 ルーデウスの孫弟子 |
オレンジ色の髪をした、炭鉱族の女の子。
親と共に奴隷市場に売られ、生きる気力を失っていたが、ルーデウスとザノバに買われて、「ジュリエット」の名前を授かり、人形づくりの弟子となる。
立場上は奴隷だが、ルーデウスはあくまで弟子として扱い、ザノバもジュリを弟弟子として見ている。
出会った6歳頃から、ザノバから芸術を、ルーデウスからは土魔術と人間語を、ジンジャーからは礼儀作法を教わるようになる。
無詠唱で魔術を使えるようになり、人形生産を任されるようになる。
ザノバと共に暮らしており、ザノバには恋慕の情を位抱くようになる。
ジンジャー・ヨーク
名前 | ジンジャー・ヨーク |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | ザノバの側近 水神流中級剣士 |
元々ザノバの親衛隊だったが、ザノバがラノア魔法大学に来てからはメイドのような立ち位置となっており、ザノバ家の管理をしている。
昔、ザノバの母ミネルヴァからザノバを頼まれたことがあり、ザノバへの忠誠を誓っている。
「黒狼の牙」パーティーメンバー
悪名高く、中央大陸で名を馳せたS級冒険者パーティー。
リーダーはパウロ・グレイラットで、メンバーは6人。
一芸に秀でたクセの強いメンバーばかりが集まる。
パウロ・グレイラット
名前 | パウロ・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 388年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 剣士 パーティーリーダー サブタンク アタッカー |
元S級冒険者パーティ「黒狼の牙」のパーティリーダーを務めていた。
剣術3大流派すべてを上級まで取得しており戦闘力が高く、人を惹きつける魅力や統率力がある男。
しかし女性関係がだらしなく、パーティーメンバーにも手を出しており、後の妻ゼニスはもちろん、ギレーヌとエリナリーゼとも関係をもっていた。
ギレーヌ・デドルディア
名前 | ギレーヌ・デドルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 獣族 (ドルディア族) |
立場・肩書・二つ名 | 剣士 アタッカー 剣王(黒狼) |
大森林出身で、ギュエスの妹。
猫耳と豊満な胸、鍛え抜かれたシックスパックの肉体の持ち主。
剣王で、戦闘力だけならパーティー随一だが、読み書き算術ができず、難しい話についていけなかったため、「筋肉ダルマ」などと言われていた。
右目には「魔力眼」をもち、剣は「剣神七本剣」がひとつ、「平宗」を扱う。
大森林にいた頃は手が付けられないほどの暴れ者だった。
剣の聖地で剣聖になったのち冒険者となるが、前述の性格もあり周りからつまはじきにされるが、クセのあるメンバー揃いの「黒狼の牙」で一員となる。
ただギースいわく、「二択の選択の時はギレーヌに選ばせないと失敗する」というジンクスがあったらしい。
エリナリーゼ・ドラゴンロード
名前 | エリナリーゼ・ドラゴンロード |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 長耳族 |
立場・肩書・二つ名 | 戦士 タンク |
金髪をロールさせた、お嬢様のような見た目の長耳族の美女。
魔力付与の細剣(エストック)と盾を扱う戦士。
長耳族は寿命が長く、長い年月を冒険者として生きており、戦闘の立ち回りに精通している。
「定期的に男と交尾しないと死ぬ」という呪いをもつため、旅路で男を喰い荒らしている。
男の扱いが上手いため、最近ではトラブルになることはほとんどないが、昔は交わった男や身内からさんざん罵られていた。
パーティリーダーのパウロとも関係があった模様。
厳しき大峰のタルハンド
名前 | 厳しき大峰のタルハンド |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 炭鉱族 |
立場・肩書・二つ名 | 魔術師 アタッカー |
体格はがっしりしているが、背は低いいかついヒゲをたくわえた炭鉱族の男。
酒が好きで、ほぼ一日中飲んでいる。
炭鉱族は優れた武具を作ることを誇りとするが、タルハンドは異端で、魔術の習得に傾倒していた。
魔術は土魔術を最も得意とするが、火、水、風も中級程度まで習得している。
鍛冶修行をほとんどしてこなかったため、ある日訪れた鍛冶勝負に負け、村を出る。
ある日エリナリーゼと出会い、しばらく臨時パーティーを組んだのち、パウロに出会い「黒狼の牙」のパーティーメンバーとなる。
「黒狼の牙」は居心地が良く、おもしろい旅だったと回想している。
「黒狼の牙」では魔術師を務めたが、解散後は前衛もこなし魔法戦士として渡り歩く。
実は男色で、ルーデウスの体を見て見惚れている。
ゼニス・グレイラット
名前 | ゼニス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 390年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 僧侶 ヒーラー |
ミリス神聖国のラトレイア家次女でのお嬢様だったが、母とケンカの末出奔する。
中級の治療魔術と解毒魔術を習得しているヒーラー。
冒険者をしていたところ、パウロに誘われ「黒狼の牙」のパーティーメンバーとなる。
パウロと恋仲になりルーデウスを妊娠し、パウロと共にパーティを抜けることになった。
ギース・ヌーカディア
名前 | ギース・ヌーカディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | ヌカ族 |
立場・肩書・二つ名 | シーフ 雑用 ヒトガミの使途(物語最後のボス) |
サル顔でヌカ族最後の生き残り。
気のいい男で、ルーデウスとも出会ってすぐ仲良くなる。
情報収集や食料管理、料理、スケジュール管理、金銭管理、マッピングなど、雑務を高レベルで行えるシーフだが、戦闘力はからっきしである。
ジンクスを大事にしており、何かを決める時には判断の基準にしている。
「黒狼の牙」解散後は各地を転々とするが、冒険者としては必要とされず、ギャンブルに明け暮れていた。
影ながら、転移事件で行方不明になったパウロの家族捜索に協力している。
だが後に「ヒトガミの使途」となり、ルーデウスの最大の敵となってしまう。
「デッドエンド」パーティーメンバー
転移事件で魔大陸へ飛ばされたルーデウスとエリスが、助けてもらったスペルド族のルイジェルドと共に、フィットア領へ帰還するために組んだ冒険者パーティー。
メンバーは6人のAランクパーティー。
恐れ忌み嫌われている「スペルド族の汚名を晴らす」という目的ももっている。
パーティー名はルイジェルドの2つ名「デッドエンド(会うと死ぬ)」から名付けられた。
わずか1年で、FランクからAランクまで昇りつめ、魔大陸からミリス大陸にまで名が知れた。
フィットア領でルイジェルド、エリスと別れたことでパーティーは解散するが、のちに再び3人で共闘することになる。
ルーデウス・グレイラット
名前 | ルーデウス・グレイラット(通称:ルディ) |
生年(甲龍暦) | 407年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | デッドエンドの飼主 水聖級魔術師 後に水帝級 |
冒険者パーティー「デッドエンド」のリーダーで「デッドエンドの飼い主」の異名で呼ばれるが、まだこの時、ルーデウスは若干10歳。
水聖級魔術師で、水、土、風の魔術をよく使うが、攻撃魔術はほぼ全てを扱える。
エリスを守りながら、スペルド族の汚名を晴らしつつ冒険するという難題に四苦八苦する。
旅の途中で父パウロと再会し、リーリャとアイシャを救出する。
フィットア領に帰還した際エリスと結ばれるが、翌日び書置きを残して旅立たれてしまう。
エリス・ボレアス・グレイラット
名前 | エリス・ボレアス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 405年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | デッドエンドの狂犬 剣神流上級のち剣王 |
2つ名「デッドエンドの狂犬」の異名で呼ばれるが、この時エリスは若干12歳。
武器はロキシーの父ロインからもらった、名工「ユリアン・ハリスコ」の無名剣。
剣術の才能に恵まれ、ルイジェルドの訓練によりメキメキ腕を上げ、旅の終わりには剣聖レベルとなる。
自分を守るため一生懸命なルーデウスへ、恋慕の情を抱いている。
フィットア領帰還後ルーデウスと結ばれるが、彼がまだ自分より小さい子供であることに気づく。
自分はそんなルーデウスに頼りきりだったことを悔い、強くなるために、翌日に書置きを残して剣の聖地へ旅立つ。
ルイジェルド・スペルディア
名前 | ルイジェルド・スペルディア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 魔族 (スペルド族) |
立場・肩書・二つ名 | デッドエンドの番犬 呪子 元魔人ラプラスの親衛隊長 エリスの師匠 |
2つ名「デッドエンドの番犬」と呼ばれる、凄腕の槍使い。
スペルド族特有の緑色の髪と、額に赤い宝石、顔には大きな傷がある。
武器は亡くなった息子の「スペルド族の尾を使った槍」を使う。
長い年月を生きており、約500年前の「ラプラス戦役」では、ラプラスの「親衛隊隊長」として戦った。
魔大陸のビエゴヤ地方近辺で、偶然転移によって上空から降ってきたルーデウスとエリスを助ける。
子供を守ることを信条としており、2人を故郷に返すことを決断、共に旅をすることになる。
「カウンターアロー」パーティーメンバー
ルーデウスがゼニス捜索で、北方台地の一国「バシェラント公国」を訪れた際に、臨時でパーティに加わった。
パーティーメンバーは5人で、ランクはB級。
メンバーのスザンヌは、エリスと別れたばかりで失意にあったルーデウスを励ましてくれる。
サラとは恋仲になりかけるが、最後は思いの行き違いで別れてしまった。
ルーデウスがパーティーを抜けて程なく解散している。
ティモシー
名前 | ティモシー |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | パーティーリーダー 火級魔術師中級 後衛 のちスザンヌの夫 |
冒険者パーティー「カウンターアロー」のリーダー。
後衛で攻撃魔術を得意とし、特に「大火球」を得意とする。
温和な性格で、ケンカを売られても丁重にその場を収める。
パーティーの解散後はスザンヌと結婚して冒険者を辞め、故郷シャリーアで暮らしている。
スザンヌ
名前 | スザンヌ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | パーティー副リーダー 戦士 前衛 のちティモシーの妻 |
冒険者パーティー「カウンターアロー」の副リーダー。
浅黒い肌にトレッドヘアの女戦士。
実質的な運営はスザンヌが受け持っている。
面倒見が良く、失意だったルーデウスを励まし、パーティーに誘う。
パーティー解散後はティモシーと結婚し、2人の子供がいる。
のちにルーシーの乳母として一時雇われ、再会する。
サラ
名前 | サラ |
生年(甲龍暦) | 404年 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | 中衛 弓使い のちS級冒険者 |
冒険者には珍しい弓使いで、金髪ショートヘアの美少女。
アスラ王国ミルボッツ領の西の端の村出身。
この世界で弓は実用的な武器とはされていないが、遠距離からの正確な狙撃と、圧倒的な速さの速射技術をもつ天才。
故郷ミルボッツ領にいた頃、魔物があふれた際に、領主ピレモンが騎士団を派遣せず被害は拡大。
両親が亡くなったことをキッカケに、貴族を忌み嫌っている。
貴族グレイラット姓を名乗るルーデウスを最初は嫌っているが、トリーアの森でアイスフォールトゥレントに囚われていた所を助けられ、恋心を抱く。
2人は良い関係になりかけるが、思いの行き違いもあり別れてしまう。
「カウンターアロー」解散後はS級冒険者「アマゾネスエース」のメンバーとなっており、のちにルーデウスと再会。
お互いの行き違いを話して仲直りしている。
パトリス
名前 | パトリス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | 魔法戦士 風魔術初級 |
角刈りで体格の大きい男で、風魔法を初級まで扱う魔法戦士。
パーティー解散後は兵士となるといってスザンヌと別れた。
ミミル
名前 | ミミル |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | ヒーラー 治療魔術中級 解毒魔術初級 |
短髪のスラっとした体格の男。
治療魔術を中級、解毒魔術を初級まで扱えるヒーラー。
トリーアの森でスノウバッファローの群れに襲われ死亡してしまう。
「ステップトリーダー」パーティーメンバーと関係者
北方大地を中心に活動するS級冒険者パーティー。
バシェラント公国全土で活躍するクラン「サンダーボルト」の傘下。
北方大地では名の通ったパーティーで、討伐依頼を主に受けている武闘派パーティー。
ゾルダート・ヘッケラー
名前 | ゾルダート・ヘッケラー |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | パーティーリーダー 剣神流上級 水神流中級 |
北方大地特有の彫の深い顔立ちの男。
剣神流上級、水神流中級を習得しており腕が立ち、冒険者の間では有名。
ルーデウスとの初対面時はチンピラのような振舞いで、食ってかかるような態度が目立つ。
ところが、ルーデウスがサラに振られて飲んだくれている所、本音で話したことでお互い仲良くなる。
実は面倒見が良く、落ち込むルーデウスを励ますために、あれこれとサポートしてくれた恩人。
その後パーティーへ誘い、しばらく行動を共にしたが、ルーデウスがラノア魔法大学への入学することになり別れる。
その後、何度かルーデウスと再会している。
コンラート
名前 | コンラート |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | パーティーリーダー 火魔術上級 治療魔術中級 |
40歳を回った熟練の冒険者で、口ひげを蓄えた渋い男。
Aランクパーティー「ケイブ・ア・モンド」のパーティーリーダー。
ゾルダート、ルーデウスと仲が良い。
ラノア魔法大学出身だが5年で退学している。
ルーデウスがラノア魔法大学からの推薦状をもらった際に相談に乗ってくれている。
剣神流・上位剣士
剣神流は剣術三大流派のひとつ。
速度と攻撃力を重視した剣術で、三大流派の中で最強と言われている。
先手必勝、一撃必殺を極意としている。
奥義「光の太刀」はあらゆる相手をオーバーキルするが、扱う者の能力によって優劣が生まれる。
ガル・ファリオン
名前 | ガル・ファリオン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 剣神 七大列強 第6位 ニナの父 |
現代最強剣士で、七大列強 第6位。
剣の聖地にある剣神流の剣術道場の当主。
剣神七本剣がひとつ、魔剣「喉笛」を愛剣としている。
話し方は野暮で短期だが、快活で気のいい性格。
エリスの、”強さへの貪欲さ”とわかりやすい性格を気に入り、直弟子にする。
若い頃に龍神オルステッドと戦って敗れたことがあり、いつか斬りたいと思っている。
ニナ・ファリオン
名前 | ニナ・ファリオン |
生年(甲龍暦) | 404年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | ガルの長女 剣聖→剣王→剣帝 後にジノの妻 エリスの親友 |
ガル・ファリオンの長女で、剣帝ティモシー・ブリッツの弟子。
濃紺色の髪で、浅黒い肌をもった少女で、エリスの1歳年上で、剣聖まで習得している。
剣の聖地へ修行に来たエリスにボコボコに敗れ、恥をさらすことになったため、エリスを嫌っていた。
エリスが自慢気に話すルーデウスの強さを目の当たりにして、エリスが同じ強さを求めていると知り、心を入れ替え修行に打ち込むようになる。
それからはエリスを認め、水王イゾルテとも友人となり、3人で切磋琢磨するようになる。
後に剣王、剣帝にまで上り詰めるが、ジノと結婚してあっさりと剣術を辞める。
エリス・グレイラット
名前 | エリス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 405年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 剣聖→剣王 狂犬王 ルーデウスの妻 |
15歳の時にルーデウスと別れ、ギレーヌと共に剣の聖地へやってくる。
瞬く間に剣聖や、ニナ、ジノを叩きのめしてしまうが、ガルファリオンには返り討ちに遭う。
しかし気骨を気に入られ、ガルの直弟子となり剣聖の皆伝を与えられる。
ニナとイゾルテとは親友でありライバルとなり、お互いに切磋琢磨する。
剣王となった時、ルーデウスからの手紙でオルステッドとの再戦が近いことを知る。
すぐさま駆けつけ、窮地に陥っていたルーデウス救う。
ジノ・ブリッツ
名前 | ジノ・ブリッツ |
生年(甲龍暦) | 408年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 剣聖→剣王→剣神 ティモシーの次男 後の七大列強 第6位 のちニナの夫 |
ティモシーの息子で、剣聖。のちに剣神となる。
剣の聖地で生まれ、幼い頃から剣を習い若干12歳で剣聖となるが、さほど剣の修行は好きではなかったため、いまいち「パッとしない」人物だった。
このためか、4つ年上の幼馴染ニナには滅多に勝てなかった。
だがある日、自分がニナのことが好きで「結婚したい」と師ガルに話した所、「オレを倒したなら許す」と言われ、人が変わったようにメキメキと強くなる。
その後、師ガルを倒してニナと結婚、ジノは剣神となり最強の剣士となる。
ティモシー・ブリッツ
名前 | ティモシー・ブリッツ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 剣帝 妻はガルの妹 ジノの父 ニナの師匠 |
剣帝でジノの父。
「カウンターアロー」のティモシーとは別人。
剣の聖地で剣神ガル・ファリオンに次ぐナンバー2の腕前の剣士。
ガルに挑もうとした息子ジノを諫めようと打ちかかるが、あっさりと負ける。
ジノが剣神になったことに納得がいかず、剣の聖地を出奔する。
水神流・上位剣士
水神流は剣術三大流派のひとつで、アスラ王国の剣術指南となっている。
防御とカウンターを主体とした剣術で、かつては剣の聖地を収めていたこともある。
手練れの者は、気配や魔力の流れを感覚で読み取り、相手を間合いに誘うこともある。
5つの奥義があるが、全てを扱えた者は初代水神以外存在しない。
「レイダ・リィア」は当代水神が襲名する名前で、本名ではない。
レイダ・リィア
名前 | レイダ・リィア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 水神 水神流最強剣士 イゾルテの祖母 |
老齢な女性でありながらも、現役の水神でイゾルテの祖母。
3つの奥義を習得しているのみだが、最も困難とされる2つの奥義を扱える。
さらに奥義を組み合わせて、幻とも言える6つ目の奥義「剥奪剣界」を繰り出すことができる、ただ一人の人物。
イゾルテ・クルーエル
名前 | イゾルテ・クルーエル |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 水王→水帝→水神 エリスの親友 |
青みがかった美しい黒髪に凛とした顔立ちの美女。
年齢不詳だが若く見え、水神を襲名する頃でも見た目は20代に見える。
剣神流のエリスとニナとは親友でありライバルで、お互いに剣の腕を高め合ってきた。
祖母が亡くなった後は、アスラ王国でアリエルの騎士をしている。
婚活しているが高望みし過ぎでなかなか縁談がまとまらなかったが、同じ騎士のドーガから熱烈なプロポーズを受け結婚する。
タントリス・クルーエル
名前 | タントリス・クルーエル |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 水神流上級剣士 イゾルテの兄 水神流道場責任者 |
イゾルテの兄で上級剣士。
アスラ王国の水神流道場の経営を任されている。
クルーエル家の長男であったが、剣術の才能には恵まれず、血のにじむような努力をしたが、上級止まりの才能しか持ち合わせていなかった。
しかし正直な男で、祖母レイダが「聖級でもあげようか」とこぼした所、「身の丈に合わぬ肩書きは必要ありません」と蹴っている。
剣術は妹ニナが10歳になる頃に抜かれてしまうが、早くに両親を亡くし、ニナの親代わりとなっていたため、ニナは兄タントリスに頭が上がらない。
北神流・上位剣士
北神流は剣術三大流派のひとつ。
剣術よりも「戦い方」や「生き方」を主眼に置いた流派。
初代北神カールマンが、妻の不死魔族アトーフェへ直に伝授している「不治瑕北神流」をはじめ、「奇抜派」「実践派」「魔王派」など多数の流派が存在する。
型に囚われない実践的な流派で、たとえば「奇抜派」であれば、飛び道具、目くらまし、といった忍者のような戦い方をする。
カールマン・ライバック
名前 | カールマン・ライバック |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 初代北神 アトーフェの夫 アレックス・ライバックの父 |
初代北神で、不死魔王アトーフェの夫。
性根が優しく、正義漢のある男。
たとえ、過去にどれほど悪事を働いた者でも、その者の行動に。一欠けらでも正義を認めれば、命を奪うことはなかった。
ラプラス戦役後、ラプラス軍残党が各地で抵抗したため、不死魔王アトーフェの所へ単身乗り込み、倒してしまう。
その後アトーフェと結婚し、息子アレックス・ライバックが生まれる。
結婚の際は、龍神ウルペンが、龍族に伝わる幻の秘酒を祝いに持って来ている。
王竜王カジャクトとの戦いで敗れ、命を落とした。
アレックス・カールマン・ライバック
名前 | アレックス・カールマン・ライバック |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族・不死魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 2代目北神 初代北神とアトーフェの息子 |
初代北神とアトーフェの息子。
ルーデウスと出会った時の見た目は、黒髪で年齢は50歳くらい、皺が深く、ベテランの風格をもっている。
初代北神の技の模倣と言われる、「不治瑕北神流」の使い手。
若い頃には、「王竜王カジャクト」や「大ベヒーモス」といった化け物を倒し、世界最強の剣士として英雄譚として語られる。
しかし、愛用していた愛剣「王竜剣カジャクト」のあまりの強さに、自分の実力に疑問をもち、愛剣を手放した。
以後は「シャンドル」と名乗り、世界各地を旅しながら、「北神カールマン一世の教え」を広めていた。
アリエルの戴冠式にアスラ王国を訪れ、以後はアスラ王国の黄金騎士団団長となっている。
アレクサンダー・カールマン・ライバック
名前 | アレクサンダー・カールマン・ライバック(通称:アレク) |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族・不死魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 3代目北神 アレックスの息子 |
2代目北神アレックスの息子で、3代目北神。
ルーデウスが出会った時の見た目は、黒髪で英雄を夢見る少年。
性格は自信過剰で無鉄砲。
ルーデウスは、「モラルの欠如した力のある子供」と評している。
ただし、「王竜剣カジャクト」の重力操作を巧みに操り、アクロバティックで予測がつかない動きで、敵を圧倒する強さを誇る。
ルーデウスとオルステッドに負け、その傘下に入った後は自分の考えを改め、従順になる。
以後はオルステッドの左腕となり、ルーデウスの同僚となる。
オーベール・コルベット
名前 | オーベール・コルベット |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | 北帝(奇抜派) 北神三剣士 「孔雀剣」のオーベール・コルベット |
北神流の奇抜派で北帝。北神三剣士のひとり。
見た目も奇抜で、虹色の上着に膝までの下履き、腰には4本の剣。
頬に孔雀の刺青を入れ、パラボラアンテナのような髪型で、柑橘系の香水を付けている。
魔道具や飛び道具、催涙弾から隠れ身など、忍者のような戦い方をするが、剣術も凄腕の剣士。
エリスが剣の聖地にいた時、北神ガル・ファリオンの招きでやってきて、エリスに北神流を教え、北聖の称号を与えている。
アスラ王国の王位継承争いでは、ダリウス側につき敵対し、ルーデウス、エリス、ギレーヌによって倒される。
ランドルフ・マリーアン
名前 | ランドルフ・マリーアン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不死魔族・人族・長耳族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 剣術は我流 王竜王国黒竜騎士団の騎士 七大列強第5位「死神」 |
北神2世アレックスの孫で、七大列強第5位「死神」。
骸骨のような顔で、右目には魔眼「空絶眼」をもち、いつも疲れたような顔をしている。
剣士だが、決まった流派を持たず、我流の剣士。
「幻惑剣」という技を扱い、相手の思考を誘導、戦局を自分のものにする。
王竜王国の騎士で、パックスが起こしたシーローン王国でのクーデターに同行する。
ルーデウスと一度戦闘となるが、お互いの警戒が引き起こしたものであり、その後和解する。
ドーガ
名前 | ドーガ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | 北帝 |
北帝でアスラ七騎士「王の門番」を務め、アリエルの王の間を護る。
鬼族と見間違うほど大柄な体格だが、純朴な性格で無口なため影が薄い。
世間では、あまり北帝であることを知られていない。
突飛な能力や、思わぬ奇策など、絡め手には弱いが、地竜を一撃で難なく倒してしまうほどの強さをもつ。
北神2世アレックスの弟子となり、修行をつけてもらっている。
同じくアスラ七騎士のひとり、イゾルテと結婚する。
ジークハルト・サラディン・グレイラット
名前 | ジークハルト・サラディン・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 429年 |
種族 | 長耳族・獣族・人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 北王→北帝 七大列強 第5位 黒竜騎士団副団長 ルーデウスの息子 |
ルーデウスの次男で、北神アレクの弟子。
ラプラス因子の影響で、幼い頃から人並み外れた腕力をもつ。
15歳で北王の称号を受け、19歳で北帝となる。
北帝になった頃のジークと思いがけず勝負をしたルーデウスは負けている。
アスラ王立学校を卒業後、1年ほど無職でくすぶっていたが、親友パックスを支えるため、故郷シャリーアを旅立つ。
親友パックスが所属する、王竜王国の黒竜騎士団副団長を務め、王竜王国最強の騎士となる。
数十年後には死神ランドルフから死神の称号と、七大列強第5位の名を受け継いだ。
愛剣は父ルーデウスが鉱神へ特注した大剣で、刀身は黒曜石の如き漆黒の剣「ムーングリッター」。
剣の銘は、龍神オルステッドが名づけた。
ウィ・ター
名前 | ウィ・ター |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 小人族 |
立場・肩書・二つ名 | 北王(奇抜派) 北神三剣士 「光と闇」のウィ・ター |
奇抜派の北王。北神三剣士のひとり。
小さな体を、綺麗に磨かれた全身鎧に包んでいる。
アスラ王国の、王位継承争いへ向かう途中の刺客として現れる。
ルーデウス曰く、「ミラーボールのよう」。
奇抜派らしく、鎧をキラキラと光らせ相手の視覚を見えずらくさせる。
剣術はそれほど強くなく、鎧の効果を無くした際に、あっさりギレーヌの一太刀を浴びている。
ナックルガード
名前 | ナックルガード |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | ミルデッド族 |
立場・肩書・二つ名 | 北王(奇抜派) 北神三剣士 「双剣」のナックルガード |
奇抜派の北王。北神三剣士のひとり(正確には2人だが)。
双子の兄弟で、兄が「ナクル」弟が「ガド」。
常に2人共に戦い、「2人で1人のナックルガード」と名乗っている。
1人の力量は北聖レベルで、エリスが圧倒して倒している。
カリーナ
名前 | カリーナ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | ミルデッド族 |
立場・肩書・二つ名 | 北王 アトーフェ親衛隊 四天王 |
アトーフェ親衛隊四天王の1人。
「風のカリーナ」と呼ばれ、北神流王級剣士
見た目は爬虫類のような顔立ちをしている。
機器察知能力に長けており、エリスの光の太刀を受けた際に、左腕と左足を切断され降参している。
ガルス・クリーナー
名前 | ガルス・クリーナー |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | ミルデッド族 |
立場・肩書・二つ名 | 北聖 密輸人 |
北聖の剣士だが、奴隷密輸人。
片目に眼帯をつけ、顔には複数の傷がある悪人顔。
多くのドルディア族の子供を誘拐し、奴隷として売るためザントポートに監禁していた。
デッドエンド一行によって解放されるが、その後大森林を襲撃。
ドルディア族の村で拘束されていたルーデウスや、村の戦士団と戦闘になり敗れ、拘束される。
ベネベネ
名前 | ベネベネ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | ネン族・ヘア族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 北聖 アトーフェ親衛隊 四天王 |
アトーフェ親衛隊、四天王の1人。
粘性を帯びた真っ白い毛の塊の魔族で、「水のベネベネ」と呼ばれている。
北神流聖級の剣士で、それほど剣の腕は高くない。
粘族とヘア族の特徴で斬撃が通用しないが、その特性に頼り過ぎていることから、「四天王の中で一番の愚か者」と言われている。
光の太刀が通じず、エリスを窮地へと追い込むが、調子に乗って光の太刀を受け過ぎたことにより、鎧が切り刻まれ、ロキシーの魔術で凍らされて敗れた。
エリス・グレイラット
名前 | エリス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 405年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 北王 |
剣王で「狂犬王」の異名をもつ。
師匠はギレーヌとルイジェルド。
剣は剣神七本剣「風雅竜剣」「喉笛」の2本と、ユリアンハリスコの魔剣「指折」と無名剣の2本、計4本を所持している。
強さはギレーヌに匹敵か、それを上回る実力。
ルーデウスと共に各地で任務につき、常に前衛で戦っている。
その他の重要登場人物
ここでは属性に分類できない、重要人物について紹介します。
初代 龍神
名前 | 初代 龍神 |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 魔族 |
立場・肩書・二つ名 | 魔神 太古の七神 ルナリアの夫 オルステッドの父 |
初代龍神で、太古の昔の「龍の世界」を束ねる神。
創造神の分身の一柱。
人神の娘であるルナリアを娶る。
魔族との不和を解消するため、龍族と魔族の混血だったラプラスを養子として育てる。
ヒトガミの暗躍によりルナリアを殺され、激昂した初代龍神はヒトガミの裏工作により「獣神」「海神」「天神」「魔神」を殺害し、各世界を滅ぼす。
ヒトガミの陰謀であることを知り、「人の世界」への侵攻を配下である「五龍将」へ言明するが、十分な説明がされていなかったことから「五龍将」は引き留めようとし、結果的に反抗することに。
ラプラス以外の「五龍将」4人は龍神と戦い死亡、龍神も重症を負う。
弱った龍神はヒトガミに不意を突かれ新玉を砕かれ絶命。「龍の世界」は崩壊する。
滅ぶ間際に息子のオルステッドに秘術をかけ、転生法で未来へと送る。
ルナリア
名前 | ルナリア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族・半神 |
立場・肩書・二つ名 | 初代龍神の妻 人神の娘 オルステッドの実母 ラプラスの育ての母 |
人族だが人神の娘で「半神」のため、数千年の時を生きている。
慈愛に満ちた、女神のような存在で、龍族の者からも敬愛されている。
ラプラスを実の息子のように愛し、ラプラスも母のように慕っている。
オルステッドを産んだ後に殺されてしまい、龍族滅亡のキッカケとなってしまう。
魔帝 キリシス・カリシス
名前 | 魔帝 キリシス・カリシス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不死魔族 |
立場・肩書・二つ名 | 魔帝 ルナリアの友人 初代魔神の妻 キシリカ・キシリスの母 |
初代魔神の妻で、ルナリアの友人。
黒紫色の肌と、白い髪をもつ魔族の女性。
「ファーハハハハ!」とよく笑う。
高度な魔法を扱い、詠唱や魔方陣などを使わず魔法を行使できる。
龍界との関係が険悪になりつつあることを誰よりも憂いていた。
魔族はアホな種族というイメージがあったが、キリシスは知的で有能で、平和的な人物。
キリシスの存在は龍族との関係改善に繋がった。
ルナリアとは意気投合し友人となり、ルナリアが出産したお祝いに駆けつけるほど仲が良い。
魔界大帝 キシリカ・キシリス
名前 | 魔界大帝 キシリカ・キシリス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 魔族 |
立場・肩書・二つ名 | 魔界大帝 魔眼大帝 初代魔人とキリシスの娘 |
初代魔神とキリシスの娘。
母と同じく「ファーハハハハ!」とよく笑う。
死んでも、数百年すると復活するため、「復活の魔帝」とも呼ばれており、過去に2回死んでいる。
前回死んだのは、4000年程前の第2次人魔大戦で、魔族を率いて戦うがアホすぎてあっさり大敗、勇者アルデバランとの一騎打ちの末死亡している。
魔界が滅んだ時に生まれているので一万年以上を生きているが、ルーデウスと初めて出会った時は復活から300年程で見た目は少女。
青白い肌に、ウェーブのかかった紫色の髪、頭から山羊のような角が生えている。
戦闘能力は大したことはないが、体内に12の魔眼をもち、他人に魔眼を与えることができることから「魔眼大帝」とも言われる。
現在は影が薄く配下などはおらず、魔大陸を放浪している。
不死のネクロス・ラクロス
名前 | 不死のネクロス・ラクロス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不死魔族 |
立場・肩書・二つ名 | 五大魔王 アトーフェとバーディの父 |
第一次人魔大戦で、魔界大帝キシリカ配下の五代魔王の1人で、「不死」の異名をもつ。
黒い肌に六本の腕、紫色の髪の巨漢。
初代魔神が存命の頃はその配下、八大魔王の1人だった。
魔の世界で、小さかったラプラスが魔族と龍族の混血で不吉とされていたことから、ラプラスを襲う。
のちに外交官として、ラプラスと再会し和解。共に魔界と龍界の関係改善に尽力する。
不死魔王 アトーフェ・ラトーフェ・ライバック
名前 | 不死魔王 アトーフェー・ラトーフェ・ライバック |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不死魔族 |
立場・肩書・二つ名 | 不死魔王 ネクロスの娘 バーディの姉 初代北神カールマンの妻 |
バーディーの姉で、初代北神の妻。
魔大陸のがスロー地方を統治する魔王で、不死魔王。
青黒い肌に白い長髪、赤い目をもち背中にはコウモリのような翼が生えている。
不死魔族のため、体を”木っ端みじん”にされても再生する、不死身の肉体をもっている。
夫である初代北神カールマンから、北神流を伝授されており「不治瑕北神流」の使い手。
七大列強下位レベルの強さで、魔神ラプラスと初代北神カールマン以外に負けたことがない。
キシリカを超えるアホで、第2次人魔大戦では知能の低さが仇となり、補給路を断たれて部下が全滅、自身も封印された。
自分ではアホの自覚がなく、バカにされるとキレて襲い掛かる。
魔王 バーディー・ガーディー
名前 | 魔王 バーディ・ガーディ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不死魔族 |
立場・肩書・二つ名 | 魔王 キシリカの婚約者 アトーフェの弟 |
アトーフェの弟で、キシリカのフィアンセ。
黒曜石のような肌に六本の腕、腰まで伸びた紫の長髪をもつ、筋骨隆々な巨漢。
500年程前のラプラス戦役以前より生きる魔王。
寿命が長いため時間にルーズで奔放。
「フハハハハハ!」と豪快によく笑う。
穏健派として知られ友好的で、友人や恋人とのつきあいを大事にしている。
ラノア魔法大学の武術顧問として雇われた時期には、ルーデウスやその友人たちと学園生活を満喫している。
しかし、のちにヒトガミの使途となり、ギースと共に最大の敵となってしまう。
ムーア
名前 | ムーア |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不死魔族・魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | アトーフェ親衛隊代表 |
不死魔王アトーフェの親衛隊代表で、灰色の髪をした老戦士。
アトーフェとは違い、知的で誠意のあるアトーフェの右腕のような男。
アトーフェのアホさや奔放な性格に振り回され、よくため息をついているが、忠誠心が高くアトーフェの命令には必ず従う。
第二次人魔大戦にも参加した老練な魔術師で、ロキシーと同じく詠唱短縮で魔術を行使できる。
鬼神 マルタ
名前 | 鬼神 マルタ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 鬼族 |
立場・肩書・二つ名 | 鬼神 鬼族を統べる長 |
鬼族を束ねる長で、鬼神。
3メートル近い背丈と、大木のような巨体を持ち、鈴のような首輪と、虎柄の腰ミノを身につけた赤い鬼族。
パワータイプの肉弾戦にめっぽう強い。
乱暴者だが温和で優しい性格のため、非戦闘員を襲ったりはしない。
ギースから言われた「ルーデウスが鬼族を滅ぼす」というデマを信じて敵対するが、のちに真相がわかり和睦する。
鉱神 誇らしき天頂のゴッドバルト
名前 | 鉱神 誇らしき天頂のゴッドバルド |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 炭鉱族 |
立場・肩書・二つ名 | 鉱神 炭鉱族を統べる長 |
炭鉱族を束ねる長で、鉱神。
鉱神は戦闘の強さは関係なく、最も優れた鍛冶師が名乗る。
ゴッドバルドは若い頃から類まれな才能を見せ、優れた鋼や装飾品、建物をつくって見せた。
若い頃はタルハンドと仲が良かったが、鍛冶の修練をしなかったタルハンドを認めなかった。
のちに帰郷したタルハンドが、「自分が打った」と言う黒剣を見てタルハンドを認める。
魔王 ベトーベ・トベータ
名前 | 魔王 ベトーベ・トベータ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | ネン族 |
立場・肩書・二つ名 | ネン族の魔王 「図書迷宮」の主 |
ネン族の魔王で、魔大陸ハイレース地方の森の奥深くにある図書迷宮の主。
見た目は、目をもった巨大なスライム。
声帯をもっていないため、文字を書いて他者と意思疎通する。
人魔大戦の功績でキシリカから魔眼「万里眼」をもっている。
図書迷宮でひたすら写本をしており、太古の昔の書籍から現在執筆されているものまで、あらゆる本が写本されている。
何もしなければ無関心でいてくれるが、本を破損させると問答無用で襲ってくる執念深い性格。
七大列強
人の世界で最も強いとされる7人。
第二次人魔大戦後に技神ラプラスによって作られ、列強に連なる者のシンボルが世界各地の石碑に刻まれている。
強さの順序や入れ替わりは魔術で自動で行われている。
序列の判断基準は個人の戦闘力だけでなく、複数人での勝敗でも決まるため、必ずしも個人の強さと一致しない。
序列4位と5位の力量差が大きく、4位以上の者は人知を超えた化け物レベルの強さを誇る。
1位 技神 ラプラス
名前 | 技神 ラプラス |
生年(甲龍暦) | 約4200年前 (第二次人魔大戦時) |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 七大列強 第1位 七大列強の創設者 |
七代列強を作った当人。
元は「魔龍王ラプラス」という1人の人間だったが、第2次人魔大戦で闘神を纏ったバーディと戦い致命傷を負い魂が分裂、2つに別れた1つの人格。
過去の記憶と魔力を失い、自身が持つ膨大な「技を伝える」という記憶だけが残っている。
現在も生きているようだが、その所在は誰も知らない。
2位 龍神 オルステッド
名前 | 龍神 オルステッド |
生年(甲龍暦) | 2万年以上前 |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 七大列強 第2位 |
初代龍神の息子で、百代目龍神。
銀髪で金色の瞳をしており、古代白竜の皮を使った、マジック付与の白いコートを着た出で立ち。
打倒ヒトガミのため、初代龍神の転生法によって過去から現代に転生させた。
甲龍歴330年から200年間をタイムリープしており、死ぬか、200年を過ぎた時にヒトガミを倒していなければ、強制的に記憶を保ったまま甲龍歴330年に戻ってくる。
この術の副産物として、オルステッドは「魔力の回復が著しく遅い」というハンデを負っている。
七大列強第2位だが、戦闘力はこの世界最強で、魔力回復のハンデを負っていなければ、技神ラプラスにも勝てる実力だという。
意図せずヒトガミの使途だったルーデウスとは敵対関係にあったが、のちに主従関係となり、打倒ヒトガミの協力関係になる。
3位 闘神 闘神鎧
名前 | 闘神 闘神鎧 |
生年(甲龍暦) | 2万年以上前 |
種族 | 鎧 (人物ではない) |
立場・肩書・二つ名 | 七大列強 第3位 |
ラプラスが1万年かけて製作した最強の鎧。
金色に輝き、形は鎧を着た者に合わせて形状を変え、着た者の魔力を糧にして動く。
帝級クラスの魔術を無効化し、疲れや痛みも感じず、常に最高の力で戦うことが可能。
しかし、あまりの魔力ゆえ自我を持っており、徐々に装着者の自我を乗っ取る。
ついには善悪の判断がつかなくなり、戦いのみを求めるようになり、死ぬまで脱ぐことができない。
このことからラプラス曰く、「最高傑作にして最狂の失敗作」と言っている。
4位 魔神 ラプラス
名前 | 魔人 ラプラス |
生年(甲龍暦) | 約4200年前 (第二次人魔大戦時) |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 七大列強 第4位 |
元は「魔竜王ラプラス」という1人の人間だったが、第2次人魔大戦で闘神を纏ったバーディと戦い致命傷を負い魂が分裂、2つに別れた1つの人格。
過去の記憶を失い、膨大な魔力の知識と「ヒトガミを倒す」という記憶に齟齬が生じて「人を倒す」という記憶として残っている。
このネジ曲がった記憶により、約500年前に魔族を率いて人族を滅ぼそうと「ラプラス戦役」が勃発。
「魔神殺しの三英雄」と「ルイジェルド」によって倒されるが、物語の中で80年後には復活するとされている。
魔神ラプラスは、「神刀」か「スペルド族の第三の眼」でしか倒すことができない。
5位 死神 ランドルフ・マリーアン
名前 | 死神 ランドルフ・マリーアン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不死魔族・人族・長耳族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 七大列強 第5位 |
北神二世と死神騎士シャイナの孫で、王竜王国黒竜騎士団に所属している。
骸骨のような顔で右目には生まれながらに「空絶眼」持っている。
若い頃にカールマン三世アレクと共に、北神二世アレックスの元で修行していたが、成人する頃に北神二世と仲違いする。
その後は独自に技を磨き、魔大陸で当時七大列強第5位だった「死神 ラクサス」を倒して七大列強入りした。
だが、その日から七大列強の座を奪おうとする者が次々襲い掛かってくるようになり、10年も戦いに明け暮れる。
ランドルフは戦いに嫌気が差して、故郷王竜王国で料理人となるが、料理の才能はなく店を畳んで借金まみれに。
困った所を王竜王国に拾われて騎士となる。
現在は長い間戦いを離れていたため、実力は神級剣士に及ばない。
6位 剣神 ガル・ファリオン
名前 | 剣神 ガル・ファリオン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 七大列強 第6位 |
現代最強剣士で、七大列強 第6位。
剣の聖地にある剣神流の剣術道場の当主。
愛剣は剣神七本剣のひとつ、「喉笛」。
ガル・ファリオンの放つ剣神流奥義「光の太刀」は、「当代最速」と呼ばれるほどの速さで、水神レイダでも受け流すことはできないと言われる。
しかし後に、弟子であるジノ・ブリッツに敗北して剣神の座を譲っている。
7位 北神 アレクサンダー・カールマン・ライバック
名前 | 北神 アレクサンダー・カールマン・ライバック (通称:アレク) |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族・不死魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 七大列強 第7位 |
三代目北神で、二代目北神の息子。
見た目は黒髪の少年だが、実年齢は40歳を超えていると思われる。
英雄に憧れる中二病のような性格で、奔放でワガママな性格。
不死魔族の血を引いているため、体の損傷が激しくても、しばらくすれば自然治癒してしまう。
父の北神三世アレックスから受け継いだ「王竜剣カジャクト」が、チート的な強さをもっており、この剣を持ったアレクは父アレックスを追い詰める程の強さ。
ルーデウスとは敵対関係にあるものの、一騎打ちに敗れ七大列強の座をルーデウスに譲った後は、共にオルステッドに仕える。
この頃には、ワガママで自信過剰な考えを改め、剣や英雄について再度学びはじめる。
新5位 死神 ジークハルト・サラディン・グレイラット
名前 | 死神 ジークハルト・サラディン・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 429年 |
種族 | 長耳族・獣族・人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 新七大列強 第5位 |
ルーデウスとシルフィの息子で、北神三世アレクの弟子。
ラプラス因子の影響で、幼い頃から人並み外れた腕力をもつ。
15歳で北王の称号を受け、19歳で北帝となる。
愛剣は父ルーデウスが鉱神に特注で造ってもらった大剣「ムーングリッター」
王竜王国の黒竜騎士団副団長となってから数十年後に、ランドルフから「死神」と「七大列強第5位」の称号を受け継いだ。
新6位 剣神 ジノ・ブリッツ
名前 | 剣神 ジノ・ブリッツ |
生年(甲龍暦) | 406年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 新七大列強 第6位 |
幼少の頃から剣の腕は良かったが、これといった目標がなく、今一つ剣の腕前が伸びなかった。
が、ニナとの結婚条件が「剣神ガルに勝つこと」となってからは、飛躍的な成長を遂げ、剣神ガル・ファリオンに勝負を挑み、見事倒す。
以後、ガルに代わり「剣神」となり、剣神流道場の長となるが、「剣神史上最弱」とも言われる。
その理由は、生涯、剣の聖地から出ることはなく、強敵を倒したという逸話もなかったこと。
知名度は歴代剣神の中で最も低く、後の世で「世代交代で剣神になっただけの存在」などと語られるが、実際の強さはガルを倒した事実が物語っている。
新7位 泥沼 ルーデウス・グレイラット
名前 | 泥沼 ルーデウス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 407年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 新七大列強 第7位 |
水王級魔術師、通称「泥沼のルーデウス」
水魔術以外も、攻撃魔術なら神撃と結界以外の魔術全てが聖級。
特に土魔術を得意とし、「泥沼」と「岩砲弾(ストーンキャノン)」はルーデウスの代名詞となっている。
また、ラプラス因子をもち、幼少の頃から魔術の修行をしていたため、ラプラスを凌ぐほどの膨大な魔力総量をもつ。
無詠唱(呪文が不要)で魔術を行使でき、これは世界的にも珍しい。
剣術も幼少から鍛えるが、闘気がまとえず素養もなかったようで、剣神流「中級」、水神流「初級」止まり。
しかし魔界大帝キシリカから、右目に「予見眼」、左目に「千里眼」をもらっており、上級剣士相手なら魔術無しでも戦える。
独自に開発した「魔道鎧」をまとうことで、神級クラスの剣士とも渡り合える力を得た。
北神三世アレクを一騎打ちで破り、七大列強七位の称号を得た。
魔人殺しの三英雄
約500年前に起こった「ラプラス戦役」で、人族は窮地に追い込まれていた。
そこで7人の英雄が立ち上がり、ミリス聖騎士団と獣族を率いてラプラスの本陣を急襲。
4人の英雄が犠牲になるも、ラプラスの封印に成功します。
この時に生き残った3人の英雄が「魔神殺しの三英雄」。
初代北神 カールマン・ライバック
名前 | 初代北神 カールマン・ライバック |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 初代北神 |
初代北神で、不死魔王アトーフェの夫。
初代北神流の開祖であり、剣技「不治瑕北神流」を創る。
当時まだ若かったペルギウスの兄貴分で、何度もペルギウスの窮地を助けている。
王竜王カジャクトへ戦いを挑み、生死を賭けた一撃の刹那、わずかに躊躇して敗北。死亡する。
死の間際、仲の悪かったペルギウスとアトーフェに殺し合いを禁じる約束をする。
龍神 ウルペン
名前 | 龍神 ウルペン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 龍神・人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 龍神 (何代目かは不明) 元七大列強二位 |
当時の龍神で、魔神ラプラス封印後に七大列強第2位となった。
何代目の龍神なのかは不明。
金髪と銀髪の入り混じった髪をもつ。
龍族と人族のハーフで、歴代龍神の中で最も魔力総量が少なかったが、魔力を極力使わず戦う独自の「龍神流」を開発し、龍神の称号を勝ち取った。
「乱魔(ディスタブマジック)」や「龍聖闘気」を開発し、歴代最高の天才と呼ばれている。
当時の七大列強で唯一五体満足でラプラス戦役を生き残ったが、その後死亡している。
ラプラス戦役後の、初代北神カールマンとアトーフェの婚礼の祝いには、龍族の幻の秘酒「龍神宝玉酒」を送り、アトーフェはこの酒をいたく気に入っている。
甲龍王 ペルギウス
名前 | 甲龍王 ペルギウス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 甲龍王 ドーラの息子 |
古えの空中城塞「ケイオスブレイカー」を擁する、初代甲龍王ドーラの息子。
相手を威圧するような三白眼と金色の瞳をもち、全身から王者の気配を漂わせる男。
魔人殺しの三英雄の中で、唯一、存命している「生きる英雄」。
オルステッドと同じく、古代龍界が消滅する直前に、転生法により現代に転移しているが、まだ赤子だったため前世の記憶はない。
召喚魔術の権威で、召喚と神撃の魔術は神級で他の魔術も聖級まで扱え、12の使い魔を従えている。
ラプラス封印の功績を称えられ、現世の暦である「甲龍歴」が使われるようになった。
いずれ復活するラプラスを倒すことを目的として生きており、現在は隠居のような生活を送っている。
芸術への造詣が深く、人形マニアのザノバとは仲が良い。
美食家であり、ルーデウスが「日本の料理」をもって来た際には、よく同席している。
甲龍王ペルギウスの使い魔(精霊)
甲龍王ペルギウスが召喚し使途している11の精霊と1人の側近のこと。
「空虚のシルヴァリル」は使い魔となっているが、精霊ではなく天族の人間で、ラプラス戦役の頃から仕えている。
初代甲龍王ドーラが開発した「太古の11の精霊を召喚する魔術」で、400年前にペルギウスが召喚した。
本来なら1日程度しか持たないこの精霊だが、ペルギウスが、「自身が生きている間は存在し続ける」術を開発した。
11の精霊は死んでしまっても、空中城塞でペルギウスの手で復活させることができる。
空虚のシルヴァリル
名前 | 空虚のシルヴァリル |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 天族 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 ペルギウス第一の僕 |
白髪に近いブロンドを肩口まで垂らし、背中には漆黒の翼がある。
顔には白い鳥の仮面を付け、法衣のような純白の衣装を身に着け、杖を持った出で立ち。
ペルギウスに最も近い側近。
ラプラス戦役の時にペルギウスに命を救われ、それ以後ずっと仕えている。
ペルギウスのことを敬愛しており、ペルギウスのことを少しでも悪く言うと、きつく当たってくる。
光輝のアルマンフィ
名前 | 光輝のアルマンフィ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
金髪に黄色い狐のような仮面を付け、白い学生服のような前留めを着ている。
武器は大振りのダガーを腰に差している。
光の速度で移動する能力をもち、世界各地へ一瞬で向かうことができる。
贖罪のユルズ
名前 | 贖罪のユルズ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
女性の姿をしているが、細かい描写はない。
治癒の能力があり、他社の体力や健康を、別の者に移し替えることができる。
ナナホシがドライン病にかかった際に、応急処置を施す。
洞察のカロワンテ
名前 | 洞察のカロワンテ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
他人の能力や隠し事を見破る能力をもっている。
病状を見抜く力もあり、ドライン病にかかったナナホシを診察する。
時間のスケアコート
名前 | 時間のスケアコート |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
ガスマスクのような仮面を付けている。
触れた対象の時間を止める能力をもち、その持続期間は1か月ほど。
ナナホシが異世界転移魔方陣を完成させるも帰ることが叶わず、”時を待つ”ためにスケアコートに時間を止めてもらい眠りについている。
これ以降、持続効果が切れる「1か月ごとに目覚める」という生活をしている。
轟雷のクリアナイト
名前 | 轟雷のクリアナイト |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
音を操る能力をもち、地獄耳の能力をもつ。
詳細がわかる描写はない。
破壊のドットバース
名前 | 破壊のドットバース |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
詳細な人柄や能力の描写はない。
ルーデウスがヒトガミから家族を守るために召喚した精霊で手違いがあり、光輝のアルマンフィを召喚、契約してしまう。
こと際、破壊のドットバースがその契約を破壊してペルギウスの元に戻している。
波動のトロフィモス
名前 | 波動のトロフィモス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
詳細な人柄や能力の描写はなく、精霊の1人という紹介のみ。
生命のハーケンメイル
名前 | 波動のトロフィモス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
詳細な人柄や能力の描写はなく、精霊の1人という紹介のみ。
大震のガロ
名前 | 大震のガロ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
詳細な人柄や能力の描写はなく、精霊の1人という紹介のみ。
狂気のフュリアスファイル
名前 | 狂気のフュリアスファイル |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
詳細な人柄や能力の描写はなく、精霊の1人という紹介のみ。
暗黒のパルテムト
名前 | 暗黒のパルテムト |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 精霊 |
立場・肩書・二つ名 | ペルギウスの使い魔 |
詳細な人柄や能力の描写はなく、精霊の1人という紹介のみ。
龍神
元々は太古の神の時代、龍界を統べていた神の分体の一人が名乗っていた称号。
代々その意思を継いだ、龍族の血を引く者が名乗っている。
打倒ヒトガミを目的に研鑽を積み、知識や技術を代々繋げている。
初代 龍神
名前 | 初代 龍神 |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 初代龍神 太古の七神 オルステッドの父 |
創造神の分体である太古の七神の一柱で、初代龍神。
オルステッドの父。
“銀のうろこ”と全てを内包する瞳をもち、神の中で最も強かったが、戦いを嫌い他の世界との協和を望んでいた。
しかし、ヒトガミの策略により妻ルナリアを殺され、人の世界を除く全ての世界を滅ぼしてしまう。
龍神 オルステッド
名前 | 龍神 オルステッド |
生年(甲龍暦) | 2万年以上前 |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 百代目龍神 初代龍神とルナリアの息子 ルーデウスの上司 |
初代龍神と半神ルナリアの息子で、神の力をもつ、百代目龍神。
初代龍神の秘術により、現代に転生し、甲龍歴330年から200年間をタイムリープ(同じ時代を繰り返す)している。
何度も同じ時代をループしているため、どこに何があり、誰がどんな人生をたどるのかを把握している。
この秘術の副産物として、「あらゆる生物から嫌悪か恐怖される」という呪いをもっているが、実は性格は温厚で思いやりのある人物。
しかし、ヒトガミの使途となった者には容赦がない。
ヒトガミの使途となったルーデウスが戦いを仕掛けるが、圧倒的な力でねじ伏せ、ヒトガミの呪縛から解放した後は仲間とする。
異世界人であるルーデウスや、その子供達には呪いがないため、オルステッドへの恐怖心はほとんどない。
オルステッドもまんざらではなく、ルーデウスの子供を可愛がっている。
龍神 ラプラス
名前 | 龍神 ラプラス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 龍族・魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 魔龍王 2代目龍神 初代龍神の養子 |
銀色と緑色の入り混じったまだら模様の髪と、身の丈2mを超える巨体の男。
物心ついたころには、魔族の世界の龍鳴山でたった1人生活していたが、龍神に拾われその養子となる。
甲龍王ドーラの教育の元成長し、のちに五龍将のひとり「魔龍王」の称号を授かる。
龍界滅亡の際に、龍神からは息子オルステッドを、甲龍王ドーラからは息子ペルギウスの後を託される。
五龍将最後の生き残りで、2代目龍神となる。
龍界滅亡後に人界へ渡り、「打倒ヒトガミ」に向けて情報収集や研鑽を続けるが、第2次神魔大戦でヒトガミの使途となった闘神と戦い、相打ちとなる。
その結果魂が分裂し、「魔神ラプラス」と「技神ラプラス」に別れ、記憶や目的を失ってしまっている。
龍神 ウルペン
名前 | 龍神 ウルペン |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 龍族・人族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 龍神(何代目かは不明) 魔神殺しの三英雄 |
魔神殺しの三英雄の1人で、当時の龍神。
龍族と人族の混血で、歴代龍神の中では最も魔力総量が少なかった。
魔力を極力使わず戦える「龍神流」や、相手の魔術を無効化する「乱魔(ディスタブマジック)」、強靭な防御力を生み出す「龍聖闘気」などを開発した、歴代最高の天才。
五龍将
初代龍神の5人の配下で、龍神に準じた力をもつ最強の龍士(龍族の戦士)。
五龍将は龍神に絶対の忠誠を誓い、龍神もまた彼らを信頼し、重要な仕事を任せている。
本気を出せば山の一つや二つを簡単に崩落させる力をもつ。
聖龍帝 シラード
名前 | 聖龍帝 シラード |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 五龍将(聖龍帝) |
五龍将の長である「聖龍帝」で、龍族全体のまとめ役のような立場にある。
金色の儚げな瞳に、体には緑銀色の鱗をもつ。
龍神がいない時には、代理で龍界をまとめており、常に冷静沈着で、高い判断力をもっている。
魔族の攻撃魔術に対抗すべく、「結界」を開発した。
甲龍王 ドーラ
名前 | 甲龍王 ドーラ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 五龍将(甲龍王) |
五龍将のひとり「甲龍王」。
ひときわ大きな翼と、白い鱗をもった女性。
召喚魔術から生み出した「精霊」を開発している。
よても過激な性格で、居丈高に上からもの良い、歯向かってくれば叩き伏せ、自分の立場をわからせる。
一方で、龍神への忠誠心は五龍将随一とも言われ、人を教育することに長けており、ラプラスの教育係となる。
ラプラスにこの世の全てを熱心に教え、自分もわからないことがあれば、調べて教えた。
ラプラスとは強い信頼関係になり、多くの仕事を任せるようになる。
同じ五龍将のクリスタルとの間に子供を授かり、これが後の甲龍王ペルギウスである。
人の世界を滅ぼそうとする龍神を止めるために戦い、致命傷を負う。
最後にラプラスへ、息子ペルギウスを託して亡くなる。
冥龍王 マクスウェル
名前 | 冥龍王 マクスウェル |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 五龍将(冥龍王) |
五龍将のひとり「冥龍王」。
小柄な体で、強い瞳に青銀色の鱗をもつ。
ヘラヘラと軽薄な話し方だが見た目と違い、ドーラ曰く「有能」「勤勉」「努力家」で、忠誠心にあふれている。
武闘派で、龍神に次ぐほどの飛行能力をもち、龍界全土に発生する魔物の駆除を担当している。
闘気や魔力を吸収、放出する「龍門」や、遠距離砲撃できる「龍砲門」を開発している。
世界の破滅に暗躍していた「ヒトガミ」の存在に気づいた龍神の命により、カオスと共に龍界崩壊を遅らせ、最後には力尽きた。
狂龍王 カオス
名前 | 狂龍王 カオス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 五龍将(狂龍王) |
五龍将のひとり「狂龍王」。
深き瞳と黒銀色の鱗をもつ。
思い込みが激しい偏屈な男だが、龍神をはじめ龍族が使う武具を作っており、高い技術をもつ。
多くの武器や防具を開発し、魔物の骨からは「魔剣」を生み出した。
武闘派だが頭が悪い訳ではない。
マクスウェルと共に龍界崩壊を遅らせ、最後には力尽きた。
剛龍王 クリスタル
名前 | 剛龍王 クリスタル |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 古代龍族 |
立場・肩書・二つ名 | 五龍将(剛龍王) |
五龍将のひとり「剛龍王」。
ドーラとの間に息子をもうける、これが後の甲龍王ペルギウスである。
クリスタル龍神の命により「転移術」の研究をしていたが、ある日突然何者かによって殺害される。
この事件がキッカケでヒトガミの暗躍が始まり、各世界の破滅へとつながる。
魔龍王 ラプラス
名前 | 魔龍王 ラプラス |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 龍族・魔族の混血 |
立場・肩書・二つ名 | 魔龍王 2代目龍神 初代龍神の養子 |
銀色と緑色の入り混じったまだら模様の髪と、身の丈2mを超える巨体の男。
物心ついたころには、魔族の世界の龍鳴山でたった1人生活していたが、龍神に拾われその養子となる。
甲龍王ドーラの教育の元成長し、ドーラとは子弟のような深い信頼関係となる。
のちに、剛龍王クリスタル殺害の下手人を捕獲したことで、五龍将のひとり「魔龍王」となる。
龍界が滅亡した後は、初代龍神の遺志を受け継ぎ「2代目龍神」として、「打倒ヒトガミ」の目的のため研鑽を積む。
異世界人
ここでは、異世界からやって来たキャラクターを紹介します。
ルーデウス・グレイラット
名前 | ルーデウス・グレイラット |
生年(甲龍暦) | 407年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 泥沼 龍神の右腕 魔道王 など多数 |
本作の主人公。
元は日本人だったが死んで転生し、パウロとゼニスの子「ルーデウス」として生まれ変わる。
幼少の頃から魔術の訓練を行い、5歳で「水聖級魔術師」となる。
17歳の頃には「水王級」となっているが、実際の実力は水帝級並み。
前世とは違い、大切な妻や多くの友に囲まれ、困難は多くとも充実した人生を送る。
前世の男
名前 | 本名不明 |
生年(甲龍暦) | – |
種族 | 人間(現代日本人) |
立場・肩書・二つ名 | ルーデウスの中の人 異世界転生者 |
元は日本人で、34歳無職ニートだったが、トラックにはねられ異世界に転生する。
前世では後悔ばかりの人生だったため、この世界では「本気で生きていく」と誓う。
夢の中でヒトガミに遭う時には、「ルーデウス」ではなく「前世の男」の姿となっている。
ナナホシには本名を聞かれるが、言いたくないらしく明かされていない。
七星静香(ナナホシ)
名前 | 不明 |
生年(甲龍暦) | 417年(転移した年) |
種族 | 人間(現代日本人) |
立場・肩書・二つ名 | 異世界転移者(トリッパー) 元現代日本の高校生 サイレントセブンスター 七星魔女 ラノア魔法大学の生徒 ルーデウスの友人 転移魔方陣の権威 |
元は日本の女子高生だったが、トラックにはねられて異世界へ「転移」する。
ルーデウスは「転生」だったのに対し、ナナホシは「転移」だったため、姿は日本の高校生のままだった。
歳を取らないが、不死ではない。
魔力が全く無いため、魔術を使えないが、魔石を使うことで魔術を行使できる。
さまよっていた所をオルステッドに救われ、何年か共に旅をしていたが、途中で別れ、ラノア魔法大学で元の世界に帰るための「転移魔方陣」について研究している。
共に旅していたオルステッドが、ヒトガミの使途だったルーデウスを殺そうとしたため、最初はルーデウスからは敵と思われていた。
元は日本人である唯一の存在であることから、ルーデウスの良き相談相手であり、ナナホシもルーデウスから何度も助けられる。
長年、研究開発した「異世界転移魔法装置」での帰還に失敗し、スケアコートによる長い眠りについた後も、1か月ごとに目覚めた時には、日本の料理を持参してくれるルーデウスに感謝している。
篠原秋人
名前 | 篠原秋人 |
生年(甲龍暦) | 500年(転移した年) |
種族 | 人間(現代日本人) |
立場・肩書・二つ名 | 異世界転移者(トリッパー) 異世界からの勇者 元現代日本の高校生 |
物語の最初に登場する、日本の高校生で、ナナホシの想い人。
トラックにはねられた時に、ナナホシを庇い共に転移しているが、転移しているのはルーデウスの死去後の甲龍歴500年頃の模様。
ルーデウスが存在しない歴史で、再生の神子リリア能力と、天才魔法騎士となっているアイシャの魔方陣によって召喚される。
リリアと仲良くなるが、「異世界からの勇者」として召喚されており、強制的に戦争に送り込まれ死んでしまう。
黒木誠司
名前 | 黒木誠司 |
生年(甲龍暦) | – |
種族 | 人間(現代日本人) |
立場・肩書・二つ名 | 現代日本の高校生 |
物語の最初に登場する、日本の高校生で、ナナホシと篠原秋人と一緒にいた。
トラックにははねられていなかったため、転移はしていないと思われる。
その後については不明。
その他
属性を分類できないキャラクターを紹介していきます。
ヒトガミ
名前 | ヒトガミ |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | 無職転生における最後の敵(ラスボス) |
太古の七神の唯一の生き残りで、「人神」と「ヒトガミ」は別の存在の模様。
六面世界の各界の神とは別に、世界の裏側でひっそりと生まれた謎多き存在。
人界を除く、太古の5つの世界を破滅へと導いた。
ルーデウスのいる時代では、直接人に干渉することができないため、夢に出て「お告げ」を出し、人を操る(ヒトガミの使途)ことで、自分の都合の良い方向へ動かす。
ヒトガミは世界の人の動きを監視できるが、オルステッドとその周辺の人物の動きは見ることができない。
ヒトガミは六面世界の内側にある「無の世界の中心」に存在するとされており、ここに到達するには、五龍将の秘宝を5つ揃えなければならない。
未来のルーデウス(通称:老デウス)
名前 | ルーデウス・グレイラット(未来人) (通称:老デウス) |
生年(甲龍暦) | 407年 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | 未来のルーデウス |
「ターニングポイント4」にて登場する、未来のルーデウス。
年齢は60歳を過ぎており、約50年後のルーデウスと思われる。
「召喚魔術」を応用、過去への転移に成功してルーデウスの元にやって来る。
老デウスがたどった歴史は悲惨で、シルフィ、ロキシー、エリスや、クリフやザノバなど、大切な人のほとんどを失う。
すべては「ヒトガミのお告げに従った」結果であり、自分の人生ではヒトガミを倒せないことを悟り、過去にやってきた。
ルーデウスに事の顛末と、自身が長年書いてきた日記を授け、「ヒトガミ」が敵であることを伝える。
しかし、過去転移は不完全で下半身が無く、必要なことを告げた老デウスは死亡。
ルーデウスはパウロと同じ墓に埋葬している。
吟遊詩人
名前 | 吟遊詩人(本名不明) |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | 不明 |
名前や種族、出自など、すべてが謎の人物。
顔を隠したフードをかぶり、琵琶のような楽器をもった出で立ち。
英雄譚や人物の歴史を歌にしながら、世界を旅している模様。
ロキシーが冒険者になった頃に、ロキシーにくっついてしばらく共に旅をしている。
ルーデウスがラノア魔法大学在学中、獣族の発情期にニナ・ファリオンがやって来る時にも、面白い歌のネタを探してやって来ている。
リリア(再生の神子)
名前 | リリア(再生の神子) |
生年(甲龍暦) | 不明(490年前後) |
種族 | 不明 |
立場・肩書・二つ名 | 不明 |
ルーデウスが存在しない歴史の、甲龍歴490年前後に生まれた神子。
物体の時間を、最大1日だけ巻き戻す能力があり、壊れたものや、死者すらも蘇らせることができる。
記憶を保ったまま強制的にタイムリープしており、何度も同じ時間軸の人生を繰り返している。
どの人生でも最後は殺される運命にあり、絶望で死んだような目をしていた。
しかし、とある人生で変化があり、リリアの能力と天才魔法騎士となっているアイシャによって「篠原秋人」が召喚される。
篠原秋人と仲良くなるが、「異世界からの勇者」として召喚されていた彼は、戦争に送られ死亡する。
深い悲しみに落ちたリリアは、彼と共に生きることを強く願い、能力を限界まで使った結果、「過去を改変する能力」を発動。
この結果、100年前の甲龍歴400年に時空の裂け目が発生し、後にルーデウスとナナホシが召喚されることとなる。
これにより、歴史が大きく変わる。
ブラッディ・カント
名前 | 再生の神子(名前はない) |
生年(甲龍暦) | 不明 |
種族 | 人族 |
立場・肩書・二つ名 | S級冒険者 ロキシーの魔術の先生 「世界を歩く」著者 |
ロキシーの魔術の最初の先生。
ボサボサの長髪に丸眼鏡をかけた女性。
冒険者として世界を周りながら、本を書いており、有名な著書に「世界を歩く」がある。
まだロキシーが故郷ミグルド族にいた頃、腹を空かせて行き倒れている所をロキシーに助けられる。
滞在中にロキシーに魔術を教え、初級魔術を習得した頃に書置きを残して旅立つ。
のちにアスラ王国で本の執筆活動をしていた時に、冒険者となったロキシーと再会する。
【まとめ】無職転生のキャラには命が吹き込まれている
かなりの長文となりましたが、キャラの一覧紹介はいかがでしたでしょうか?
無職転生のキャラクターには、性格や歩んできた人生などが細かく描写されていて、「命が吹き込まれて」います。
その分、キャラへの思い入れも強くなるのではないでしょうか?
皆さんの推しのキャラクターは誰でしょう?
これからも順次キャラを増やしていきますので、更新もお楽しみ頂ければ。
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